表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
183/187

季節の思いつき

「みゅ~」


「最近、季節の変わり目があるから天の川が見えないかもね」


ベランダから空を見上げて悲し気に鳴くつぐぴょんの頭を撫でるつぐみ。

 それに気づいて苦笑するのだが、彼女自身も残念だと思っていたりする。


「ないない!」


「え、どこかに出かけるの? ひとりでだいじょ…って行っちゃった(汗」


とてとて~と走り出すつぐぴょんを見てぽかーんとするが、気になるのであとを追いかけることに。

 まあ、想定できることなのだが、それでもなにかあっては嫌なのである。


「ないない♪」


瀬川家のインターホンをどこからだしたかわからないステッキで押す。


「………(はーい、ってつぐぴょんちゃん、どうしたの?)」


ドアを開けたのは芹香でしゃがんで優しい声で問いかける。


「みゅ~!」


「かっか♪」


つぐぴょんが鳴くとせりかさんが芹香の胸元から顔を出した。

 いつものことだからスルーしておくべきなのだろう。


「芹ちゃん」


「……(つぐちゃん、つぐぴょんちゃんはどうしたの)……?」


話し合うぷち二匹を見て駆け寄るつぐみに問いかける芹香。


「うーん、台風の影響で天の川が見えないかもってことだけなのを話したくらいかな」


「………(なるほど)」


つぐみと芹香はそんな会話をしながら話を盛り上げている二匹に視線を映す。


「ないない♪」


「せりかっか♪」


すると突然、不思議穴をひらいて二匹は飛び込む。


「Aさんちかな」


「…………(うん、ほぼ間違いないと思う)」


それを見て苦笑する芹香とつぐみ。

Aさんとは二人の知り合いでぷちたちの保護活動をしているぷち愛にみちた人物である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ