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たき火でついでにお芋に秋だけど冬ぽい

枯れ葉の落ち葉をひとまとめにして火をつけて、それにアルミホイルで包んだお芋を落ち葉のたき火にいれて焼き上げる。

それをしているのが富士也である。

ぷちずにおねだりされてしているのだが、その間にもりゅーさんとせりかさんが次々と匠な料理を作り上げているのはいうまでもなく。

ポテトフライとか大学芋など、芋のデザートを作り続けるりゅーさんとせりかさん。

ルイセは伏せした状態で尾をふりながら富士也に突撃する体制をととのえている。

なんというか、これも彼の宿命なのかもしれないな~という光景だ。

まあ、そんな感じでしばらくして焼き芋ができたのでとりだして、さましてあげながらぷちずに渡す富士也。

「できたぞ」

『わーい♪』

こういうところがぷちずにまとわりつかれる原因なのだが、まあ本人は幸せなのだからよいだろう。


「はふはふ」


「あむあむ」


「あぐあぐ」


「むぐむぐ」


ぷちずはアルミホイルをむいてもらい、さましてもらった焼き芋を食べていた。

まあ、口周りに焼き芋のかけらがついているがそれを見て富士也がとってやっていた。


「やれやれ、まあ悪くない光景だけど」


『ふーじーやー』


「ぐふうっ!!」


そうつぶやいた彼の鳩尾にルイセが突撃して吹っ飛ぶといういつもの光景もまざっている。

それで顔をぺろぺろと舐められてしまうという光景も。


「ふんぬぅ!」


「せりかっか」


芋のスイーツをくばるせりかさんとりゅーさん。

さすが恋人ぷちずである。息もぴったりなようである。


「はふはふ」

「美味しいね♪」

つぐぴょんは連れてきた裕香の膝の上で食べていた。

お揃いマフラーにお揃い帽子をお互いにつけていてまるで姉妹のようである。

もちろん裕香の方が姉である。

「せりかっか~♪」

「ふんぬぅ!」

お芋のご飯や栗ご飯などを作り出すりゅーさんとせりかさん。

というか、作りすぎではないのだろうか。

「やで~」

「ん? ブラシしてほしいの?」

キラキラと見上げるみっくーに裕香が気づいてブラシを取り出す。

冬に近いのかもっさりしてきたみっくーの尻尾。

「ないない!」

「え、つぐぴょんが先にされたいの?」

両手を動かしてなくつぐぴょんに視線を向ける裕香。

「やーでぇ!」

「ほらほら、そんなに喧嘩しないの。 ちゃんとしてあげるから♪」

そう言いながら裕香はつぐぴょんとみっくーの頭を撫でてあげていた。

「うし」

「そうだな、裕香ちゃんがいるからこっちもお芋に専念できるな」

ふじやんと富士也はその様子をほほえましそうに見つめていた。

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