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ぷち達とのハロウィン

「ないない♪」

「ないない♪」

お揃い魔女っ子衣装を着て朝霧家に突入する仲良しちびみーずの二匹。

インターホンを杖で押して、大好きなお姉さんが出てくるのをわくわくと待っている。

「はぁーい、だれ?」

と、言って扉をあけた瞬間に飛びつく二匹。

「ないない!(トリック)」

「ないな~い♪(オア・トリート♪)」

と満面の笑顔でハロウィンのお決まりのセリフを言う。

「わ、かわいい魔女さんだね♪ 待ってて確か光一兄ちゃんが作ってくれたものが」

と、言って二匹を抱っこして中へと入るその家の住人の朝霧裕香。

ちなみに裕香も魔女の恰好をしているようである。

「へ~。 似合うな二匹とも」

「ないない♪」

「うにゃ~♪」

裕樹に褒められて撫でられて嬉しそうに飛び跳ねるつぐぴょんとつぐちー。

その間にお菓子を持ってくる裕香はにこにこ笑顔である。

ちなみに裕樹も仮装しており、吸血鬼のようであった。

「これからどこに行くの?」

「みゅー!」

「ないない♪」

裕香の問いにつぐぴょんとつぐちーは元気よく答える。

「富士也のところか」

「よく、ぷちたちに埋もれている人だっけ」

納得する裕樹の隣で思い出した様子で言う裕香。

「ねえ、ユウ兄ちゃん」

「いいぞ、ついて行きたいんだろ? 俺もこいつらが心配だし」

裕香の視線に気づいて微笑んで彼女の頭を撫でてやる。

それを聞いて笑顔で抱き着く裕香に苦笑する裕樹なのであった。

「「きゃっきゃっ♪」」

つぐぴょんとつぐちーは裕香たちも一緒に行くことになったので嬉しそうに万歳をしていた。

「じゃあ、行こうか♪」

「あんまり先に行くなよ?」

つぐぴょんとつぐちーを抱っこして歩いている裕香の後ろから裕樹が歩く。

途中で光一と出会い、つぐぴょんとつぐちーと一緒に裕香がお決まりのセリフを言って光一から手作りカボチャのパンプキンヘッドをもらったのはいうまでもない。

ちなみに光一はミイラ男だそうである。

ここで光一も仲間に加わり、再び富士也の家に向かったのだが・・・・。

インターホンを押しても返事がないので中にはいると、ルイセに顔を舐められて笑っている富士也がおり、

ルイセの知り合いのフェリオもおり、散らばっているお菓子をもくもくと食べている光景がそこにはあった。

「あ、朝霧先輩に裕香ちゃん。 どうしてここに?」

『あ、ユーカちゃんとユーキだー♪』

動きを止めて気づいた富士也とその行動に気づいたルイセは尻尾をふりながら裕香にすりより、頭をこすりすつけていた。

「こいつらがおまえに悪戯しに来たんだよ」

「ないない!」

「ないよー!」

裕樹は苦笑しながら裕香の腕の中にいる二匹を示すとうなずくように鳴くつぐぴょんとつぐちー。

「「やでぇ~♪」」

「わぷ!? みっくーちゃんにみーちゃん?」

ここで乱入者が現れて裕香の顔に張り付き、はがすとみっくーとみーちゃんが狐耳と狐尾を動かして期待の目で裕香を見ているのがわかる。

「ふふ、ブラシしてあげるね♪」

「「やでぇ~♪」」

つぐぴょんたちを裕樹に渡すと、みっくーとみーちゃんの尻尾をブラッシングする裕香。

いつもどおり、二匹がもっていたブラシでやるのが日課になりつつあるような気がする。

「の~」

「なぁ~♪」

「りゃー!」

「ひゃう!」

「みゃ!」

ののちー・るるなとばーりぃとひにゃりとすーうみゃも同じように登場して富士也に覆いかぶさる。

「いつもどおりだな、富士也」

「なんか、いつもいつもぷちずに埋もれるんだよな」

「うじぃ」

苦笑する裕樹にふじやんがやれやれだぜと肩をすくませていた。

ぷちずが皆さんのところに悪戯しに行きましたよ?

お菓子をあげないと悪戯されちゃいますよ♪

トリックオアトリートなのですぅ!

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