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目が覚めたら

目が覚めたらルクレイシアという半猫半人になっていたつぐみ。

それをみてどんな表情を浮かべるのか!

最初はほんとうになんともなかったのに。

どうしてどうして・・・。

「どうしてこうなってるみゃあーーー!!?」

早朝にそんな叫びが響いた。

叫んでから落ち着いたのか、ぜはぜはと息をついてベッドから降りようと布団をまくると自分の手が真っ白いことに気づいた。

そしてなぜか、あるはずのない部分があるような気がした。

ベッドから降りて恐る恐ると等身大の鏡に近寄ると、そこには。

銀色の髪でツインテールに赤い瞳に猫耳と猫尻尾が生えてあった。

「うそみゃあ、うそみゃあ! これはなにかの間違いみゃあ!!」

と顔をたたくのだが、痛いだけであった。

涙目になるが現実として受け入れてしまいそうになる落ち込む少女。

どうやら身長は変わってはいないようである。

まあ、元から背が低かったのだからそうだろうな~と遠い目をする少女。

「もしかして、わたしルクレイシアになっちゃったみゃあ?」

ぽろぽろと涙があふれてくる少女。

猫耳が真下にへにょんと垂れ、しっぽもしょんぼりとしおれているようである。

この耳と尻尾は感情をドストレートに露わにしてくれるものだ。

「この恰好じゃ、どこにも行けないみゃあ」

心細くなってどんどん涙があふれてくるのが止まらない。

「お兄ちゃん、芹ちゃん、しろちゃあん」

しくしくと部屋で泣いてる少女――それはつぐみである。

まあ、豊満な果実はそのままで猫の着ぐるみパジャマを着ていたりするが。

変化があったとしたら髪色と瞳と猫耳と猫尻尾だと思われる。

※ルクレイシアとは半猫半人型の存在である。ちなみに存在するのはルクレイシア以外もいる。

まあ、ここまで悩む必要はないのだが、それはなぜかって。

ここは現代にファンタジー要素を加えた世界だからである。

だが、現代用語がまじっていても問題はないのだが、パニックになってる彼女に気づく様子はなかった。

とりあえず、パジャマを脱いでフードつきの服をきて長いめのスカートをはいてごまかして部屋からでることにした。

こそこそと階段をおりて、いこうと思ったがなかなかできずにいた。

なんか、こう抱き着いて甘えたいという衝動が止まらない感じになっていた。

それを振り切れなくて龍星の部屋にはいり、眠っている彼のそばに寄り添うようにして抱き着いてすりすり。

ぽかぽかの日差しが眠気をさそい、そのまま眠りについた。

連載してほしかったらコメよろしくです。

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