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噂の瀬川三姉妹(笑)

今回はもしも、つぐみ・白姫・芹香が3姉妹だったらのお話です♪

ここはどこにでもある4LDKの家。

そこに住む三姉妹のことを語るとしようか。


「「すうすう」」

「「もちゅ~♪」」

「むんんう///」


その家に住む美人の三姉妹は仲良くベッドでご就寝中。

一番上の少女は猫のように丸まり、寝ており、三番目の子は気持ちよさそうに寝ている。

 ただ、ぷち達が二番目の子の豊な部分と顔に吸いついていた。

それにもぞもぞと動いて逃れようとしている少女と吸いついてるぷちは寝ぼけているのだろう。


そんな異様な光景の部屋に静かに入り、カーテンを開ける三姉妹の母親の瀬川真美。

 おそらくいつもの光景なのだろうが、笑顔で振り向いて声をかける。


「三人共早くしないと遅刻するわよ?」


と、言いながら二番目の少女をぷちから自然な手つきではがして、赤ちゃん抱っこしながら部屋を出ていく。

 まあ、幼い外見をしているというのもあるので体重もそれ相応だったりする。


「……(んにゃ、お母さんずるいよ~!)」

「わふー! ずるいですの!」


寝ぼけ眼で起き上がるとパジャマから制服に着替えてその後を慌てて追いかける二人の少女。

 まずはじめに一番上の少女を説明しよう。

彼女の名前は瀬川芹香といい、3姉妹の中で長女に位置する。

二番目の少女は瀬川つぐみといい、3姉妹の中では次女に位置するのだが。

 どちらかというと末っ子扱いされがちであるために、そこがつぐみの悩みであるとか。

最後は瀬川白姫といい、3姉妹の中では三女であり、末っ子の立ち位置である。

 よくつぐみと芹香に可愛がられているところを目撃されているとか。

この立ち位置、普通逆だろうと思うだろうが、これで合っているし、違和感もそれほどなかったりする。


「うぅ、またお母さんに赤ちゃん抱っこされた」

「どんまいだよ、つぐちゃん」

「そうですの、いずれ慣れますの!」


テーブルについて落ち込むつぐみに励ます芹香と白姫だが……。

 励ましといえるのだろうかは、彼女らの撫で方でわかるだろう。

芹香はつぐみを膝の上に載せて頭を撫でており、白姫はつぐみの胸元にすりすりと甘えている。

 これでは励ましているとは言い難いのではと思われる光景だ。


「慣れたくないよ~!」

「つぐみちゃん、お母さんに抱っこされるの嫌なの?」


つぐみがげんなりした様子で言うと、しょぼんりした様子の真美が朝食を並べる。

 それを見てつぐみは慌てて真美に近寄る。


「い、嫌とかそんなんじゃなくて。 いや、嫌ではあるんだけど! その抱き方に問題があるというか!」

「最近では一緒に風呂にはいってもくれないし、寝てもくれないからお母さんさみしいわ」


と慌てながら弁解する光景は可愛いと思えるものがある。

 そんなつぐみを相手する真美は寂しそうに手を掴んで告げる。

幼い頃のことが今でも可能なのがつぐみの外見によるもので違和感がなかったりする。

 低身長に幼児体型な体つきにそれを覆す大きな果実を持つつぐみだからこそである。


「それは、ちっちゃい頃限定でしょ!? 私、もう高校生だよ!」

「大丈夫よ、違和感ないから♪」


テーブルに手をつくつぐみに、真美はにこにこ笑顔で笑いかける。

 それを聞いて打ちひしがれるつぐみはさながら某ボクシングの彼のように白かった。


「きゅ~」

「わきゅ~」

「うぅ、テンちゃんとしろしろちゃん、ありがとうね」


そんなつぐみを慰めるかのように真っ白い子狐と白姫そっくりのぷちが肩に乗って、左右の頬を舐めてきた。

それを見てほんのり癒される芹香・白姫・真美の三名。

そんな光景が彼女らの朝の日常だ。

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