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朝霧兄妹とみなもとぷち達のバーベキュー☆

リクエストにお応えして!

「よっと、到着っと」

「わーい♪」

「あ、裕香ちゃん! 危ないよ!」

サイドカー付きのバイクで川岸が近くの駐車場にバイクを止める裕樹。

裕香は楽しそうにサイドカーから降りてリュックをおろすと、しろしろとつぐぴょんが飛び出して顔にしがみついてすりすりする。

「みゅ!」

「わきゅ!」

「わぷ! こーら、急に飛びついたらダメだよ?」

飛びつかれても優しくたしなめる裕香はまるでつぐぴょんたちのお姉さんみたいである。

「かっか~♪」

「ふんぬぅ!」

ぷちバイクに乗ってきてりゅーさんとせりかさんもぷちバイクから降りてしゅたっとポーズを決める。

「くじゅ~♪」

「ひよ~♪」

「やで~♪」

「あきかっか♪」

「うむ!」

「ワン!」

「みにゃ~」

ぷちAさん製作したぷちカーでやってきたぷちーず。

二匹と保護ぷちがいるのは裕樹たちをつかされさせないためだとか。

ちなみに最後の二匹はカイワンとミリニャンといってつぐぴょんたちの友達なのだ。

ぷちAさんにお願いして連れてきてもらったのである。

「ふう、ぷちたち、楽しそうですね?」

「そうだな。 みなちゃんも楽しかったか?」

「みぃ♪」

 ヘルメットを外して風でたなびく髪を押さえながら笑うみなもをバイクから下して笑みを浮かべる裕樹。

裕樹が服のチャックを緩めると顔をだして満足気に笑うみなちゃん。

事前に乗るときに裕樹の懐に侵入していたのだろう。

「やはり、こうも暑い日はここだよな」

「そうですね、最近暑いですからぷちたちもダレてましたし」

裕樹は髪を横に振ると空気をすいながら言い、みなもが笑顔で同意する。

「ふんぬぅ!」

「ああ、そうだな。 バーベキューの準備でもしようか」

りゅーさんに声をかけられてうなずく裕樹はみなもの荷物をもってりゅーさんと共に歩いていく。

「に、荷物くらい自分でもてますよう~!!」

「ユウ兄ちゃん、今日ははりきってるな~♪ いこ、みなも姉ちゃん♪」

慌てて言うが聞こえていないようで、それを見て笑顔の裕香は彼女の手を引いて歩き出した。

裕香の頭にはしろしろが背中にはつぐぴょんがはりついているのはいうまでもない。

みなちゃんは相変わらず裕樹の懐の中なのはいたしかたない。

河原の近くにバーベキューをするための準備をして、材料も取り出していく裕樹とりゅーさん。

ちなみに裕樹の好物の肉はかなりの量なのはいつものことである。

「もう、裕樹さん。 お肉ばかりじゃ栄養が偏ってしまいますよ? つぐちゃんとひばりちゃんにいつも注意されているじゃないですか」

「せりかっか!」

腰に手を当てててんこ盛りのお肉をみてじと目で見つめるみなもとおなじく注意するように鳴くせりかさん。

「ふんぬぅ!」

「わ、素手で魚をとっちゃった!」

「りゅーさん、お前は熊か!?」

ざばっと川に入って手で取りまくるりゅーさんに驚く裕香とツッコミをいれる裕樹。

「もう、慣れましたよ。 わたし」

遠い目を浮かべるみなもにはつぐみと行ったときのことを思い出しているようだ。

「うむ!」

「いつのまに、釣り竿なんか作ったんだよ」

「まあ、それがぷちAさんミステリーですから(汗」

釣りをするぷちAさんに裕樹はつぶやき、みなもは苦笑を浮かべる。

「せりかっか!」

「ふんぬぅ!」

「わ、大量の貝だね? もってきてたんだ」

「ないない!」

裕香に見せるりゅーさんとせりかさんに驚く裕香。

そんな彼女を見て焼きそばも見せるつぐぴょん。

「ふふ、そうだね♪ それは欠かせないね」

「焼きおにぎりもですね」

つぐぴょんの頭を撫でる裕香としろしろがおにぎりをかかげているのを見て笑うみなも。

そんな感じでバーベキューがスタートすることになった。

もちろん、焼いているのはみなもと裕樹である。

「はふはふ、おいしい~♪」

「みにゃ~♪」

「わう~♪」

座っておいしそうに野菜と肉を食べる裕香の隣でカイワンとミリニャンもどこかご機嫌そうである。

「あ、裕樹さん! お肉ばかり皿にいれちゃだめです!」

「いやいや、野菜も食べるって」

みなもの注意に苦笑する裕樹。

裕香はそれを眺めてにこにこ笑顔でカメラで激写。

またひとつ彼女の思い出となった。

「裕香とみなもも食べろよ?」

「わ、そんなにお肉はいりませんよ!?」

「ユウ兄ちゃん、もういいよ~」

どさっと肉をいれられてみなもが驚き、裕香もどこか満腹そうである。

『あむあむ♪』

「わきゅ~♪」

ぷちーずもにこにこ笑顔で焼きおにぎりと野菜や貝や焼きそばを食べていた。

魚の塩焼きもきちんと食べているあたり、栄養はりゅーさん指導なのかもしれない。

こんな感じでいいのかな?(汗)

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