表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
149/187

ぷちでいず?

「ないないな~いないないな~いみゅ~♪」


どこかご機嫌な様子でうさぎさんリュックを背負い、歩くつぐぴょん。

自慢のうさみみがぴん、と立っているあたりかなりご機嫌なのだろうことがわかる。

さて、そんな彼女はいったいどこへ向かっているのだろうか。


「やで!」

「ないない♪」


ぴょこんと飛び出してきたのはきつねみみときつねしっぽが特に自慢のみっくーである。

毎日しっぽのブラッシングはかかせないのだとか。

出てきたみっくーにつぐぴょんは笑顔で挨拶をする。


「やでやで?」

「ないない!みゅ~♪」


みっくーはどこに行くのかと聞いているようだ。

つぐぴょんがその問いに答えるように身振り手振りで説明している。

その様子もとっても愛らしいので写真に撮る通行者が後を絶たなかったことは言うまでもない。


「やでぇ♪」


どうやらさきほどの会話で理解ができた様子。

自分も一緒に行きたいと言っているようである。


「ないない♪」


もちろんと、いい笑顔で答えるつぐぴょん。

そこから仲良く手を繋いで歩き出すぷち二匹。


「ひよ~?」

「あきかっか?」

「くじゅー?」


しばらく歩いていると、仲良く三人で歩いているこばりとあきかさんとくじゅーと遭遇した。

3匹の質問はみっくーが問いかけたのと同じ内容で、これまたつぐぴょんがジェスチャーで説明することに。


「ひよよ~♪」

「かっか♪」

「くじゅじゅ~♪」


この三匹もさきほどの説明で理解できたようだ。

というか、なんでさきほどのジェスチャーで理解できるのだろうか。

ぷちとは神秘な生き物すぎる。

それからの話は本当に早い、こばり達も一緒につぐぴょんと行くと言って5匹で仲良く歩き出すのだった。

そんな感じで歩いていると、到着したのはマンションである。

エントランスに5匹は入ると、つぐぴょんはうさぎの鞄から指揮棒みたいなのを取り出して、モニターつきの番号をプッシュする。

すると、モニターに映ったのはつぐぴょんたちにとって大好きな裕香である。


「いらっしゃい、いま開けるね?」


と、にこにこ笑顔で言うと中へと続く扉が開き、5匹はそこから中に入り、待っていた裕香と共に部屋を目指した。

部屋に到着して、靴を脱いできちんとそろえてから部屋の中に入り、つぐぴょんが鞄から日程表とかかれたものを取り出して裕香に見せる。


「うん、そうだね♪ 水族館に一緒に行こうね♪」

「みゅ~♪」


つぐぴょんを抱っこして裕香が笑顔で言うとつぐぴょんは嬉しそうに飛び跳ねる。


「やでやで?」

「保護者の方は大丈夫だよ? 募集かけているし」


みっくーが裕香の腕に抱き着いて聞くと、裕香は笑顔で疑問に答える。

近くにはブラシがあるあたり、しっぽのブラシをしてもらう予定なのだろう。


「ひよ!」

「そうだね、ごはんは必須だね!」


こばりの意見に裕香はうなずいてこばりの頭を撫でている。


「くじゅ~?」

「バナナはおやつ・・・・じゃないかな?

あ、つぐみ姉ちゃんたちにお菓子作ってもらおうかな? 光一兄ちゃんにもお願いしよっと♪」


くじゅーの問いに裕香もちょっと悩みながらも答える。


「あきかっか!」

「そうだね、5月の5日の日もいろいろ考えようね」


あきかさんが手を挙げて言うと裕香は笑顔で答えてから、調べてきたレシピを見せる。

そんな感じで予定?らしきものを立てているぷち5匹とぷちずのお姉さん裕香の1日であった。

え、この後?もちろん、お菓子で談笑していましたよ。

たまに外に出て公園に行ったり、ショッピングしたりしていたけどね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ