晃希の朝
み、短い(汗)
晃希は毎朝5時に起床するようにしている。
日ごろの鍛錬といってもいいだろう。
起床すると、髪を整えるなどの身だしなみをし、ジャージに身を包んでから玄関に向かう。
玄関にて靴を履いて、外に出ると足の屈伸と手の調子も整える。
「さて、いきましょうか」
晃希はそうつぶやくと、走り出した。
晃希は毎朝10kmのジョギングをしてから、その足で道場に向かい、道着に着替えて剣道の訓練。
訓練といっても部員は彼だけなのだが。
ちなみにジョギング中に愁夜と出会い、走りながらも会話をするといった行動があったのはいうまでもない。
お互いに体を鍛えているのだろう。
「・・・・・」
もくもくと剣道の道着姿で竹刀を振るう晃希。
いつもの日常といえる行為をこうして毎日しているあたり、かなり続いているとみえる。
しばらく剣道をしてから用意したタオルで汗を拭いて、水で水分を補給して道着からジャージに着替えてから家に戻り、ここでも腹筋やらスクワットや腕立て伏せやらを100回などをしてからシャワーをして汗を流して制服に着替える。
キッチンへと向かい、そこで朝食を軽めのものを作り、味わう。
ちなみに弁当も朝食と同時に作り、テーブルに置いているのだ。
そうこうしているうちに、時計を見て時間を確認してから寝ている妹を起こしに向かうのだった。
「ほら、由宇起きて」
「んにゅ・・・・おはよう、おにいちゃん」
寝ぼけ眼の妹を起こして、お世話するのも晃希の習慣である。
ちなみに妹は小学生で小学3年であり、人気者という傾向があるのだが、兄目当ての人には兄を取られまいと奮闘しているとか。
まあ、自分も兄も一緒にすきなれるひとと、大切にしてくれるひとがいつか現れるのを内心心待ちにしているらしい。
「それじゃ、またあとでね」
「うん、またね~!」
ゴミをもって、一緒に家を出て途中で別れてそれぞれの学園の道へと向かうのであった。