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つぐみんの朝

とある神社の隣にある家・・・家といっていいのかわからないがどこか旅館ぽく思える家屋。

そこのとある部屋で幼女ごふんごふん、雨宮つぐみが眠っている。

部屋の中をのぞくとどこかのお嬢様みたいなベットにてつぐみがうさぎやねこのぬいぐるみを抱きしめて寝ている姿が見える。

壁紙はピンク色で花柄模様もちらほらとある。

勉強できる勉強机に椅子に箪笥と時計、それぞれがこの部屋にはあった。

「すぅすぅ・・・」

心地よさげな寝息をたてているつぐみ。

ちなみにつぐみの寝間着はなぜかうさぎさんパジャマである。

これは姉として慕う芹香からの贈り物であったりする。

「んぅ・・・・」

日差しが窓から光があたるとの同時に目覚ましが鳴り響く、それで瞼をあけて起きるつぐみ。

ぬいぐるみを枕元において、胸元に手をつっこんで胸元からなにかを取り出すとそこには・・・。

「かっか~?」

「おふぁよ、せりかさん」

目をくしくしさせながら声をかけてきたので寝ぼけ眼でふにゃりと笑うつぐみ。

と、ここで布団がもぞもぞと動くので視線を向けると布団からひょっこり顔を出したのは・・・。

「にゃいにゃい~」

いまだに眠そうなつぐぴょんであった。

ちなみにつぐみとおそろいパジャマを着ているようだ。

「ん・・・時間」

つぐみは目覚まし時計を視認すると、もぞもぞとベットから出てくる。

ちなみにしっかりとつぐぴょんとせりかさんを抱っこして。

カーテンと窓を開けて、朝の静謐な冷気を胸いっぱいに吸い込む。

水色と群青のグラデーション、薄い雲と鳥の鳴き声が空に高く。

朝日を浴びるだけで眠気もましになったつぐみ。

うさぎの寝間着パジャマのままてくてくと歩く姿はシュールだろう。

そして洗面所へと向かうためにドアをあける。

せりかさんとつぐぴょんはつぐみは両肩にのせてあるようだ。

そこで目を覚ませると、洗面所から出ていく。

樟脳と畳のにおいがする社務所の奥の間。

下着は上のだけを外して下のはそのままである。

下着にあたる腰巻と肌襦袢を着用する。

その上から上半身に肌襦袢を重ね、あばらの下の部位で紐状の白帯で結ぶ。

襟は自分から見て左側が上になるように出す。

長襦袢を次に着用するつぐみは手際がかなりよかった。

その次に白衣をまとうとその際に襦袢と同様に紐状の白帯を結ぶことになるが、襦袢の白帯よりも下の部位にかつ後で袴の帯によって隠れるように結び、襦袢の半袖が出るように整える。

そこから緋袴も着る作業に移るつぐみ。

結び目を鏡で確認してうんうんとうなずくと水引を使い、それで髪を結ぶ。

着替え終わり、タンスの隣にある姿見であらためて確認する。

そしていつもどおり父に気づかれないように物音をたてずに玄関から外に出る。

きちんと草履をはいてではあるが。

「今日も頑張ろうかな」

「かっか♪」

「みゅー♪」

つぐみはせりかさんとつぐぴょんを見てやる気をあげるのだった。

朝の箒で境内をはいてゴミをまとめるなどをすると家に戻り巫女服を脱いで、和服に身を包んで家の近くの道場にいき、そこで精神統一をしてから不慣れな魔術の練習をして、それが終わると朝のシャワーを浴びて、制服に着替えて朝食と弁当を用意する。

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