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深紅の過去らお

虐待で入院して生死の境から目覚めた瞬間!

あれはまだ、わっちがまだ俺だったときのことや。

わっち、いや俺がいつもどおり親からの虐待をうけて、今回ばかりは死んだと思うほどの怪我を負傷した。

目もえぐられていたか傷をおっていたから見つけた人はかなり驚いたやろうなぁ。

次に目が覚めたときは病院にいて重い体を起こして包帯で目を覆われていて、意識がどこかぼんやりしていたら誰かが入ってきたと理解した。

歩き方からすると、おそらく女性の歩き方やと思われる。

異常な状態に混乱してなにがなんなのかわからずにいると。

女性は手を握ってきて口をひらいて話し出す。

「貴女は一度瀕死になったの。 おそらく虐待によるものでしょうね・・・・貴女の目も・・・。

瀕死だったからあらゆる手段で移植することになったわ、生きてほしかったしね」

しんみりしながら女性が語る。

わっちは黙ってきくしかなかった。

「俺が生きているのは……もしかして」

唾を自然と飲み込みながら問いかけるわっちに女性は。

「そうよ、それで生きながらえているの」

女性は苦笑いを浮かべて答えるとわっちの頭をやさしく撫でてくれた。

「…………これからどうなるんだ?」

「そのために私が来たの‼ 私が貴女を引き取るわ♪

私がいたら色々対処できるしね♪」

わっちの呟きに反応して笑顔で喋りだす女性。

「それだと迷惑が……」

「気にしないで、私がしたいからするの」

わっちが困りながら言うと女性は笑顔でわっちを引き寄せて抱きしめてくれた。

久しく人のぬくもりを感じていないわっちには温かく感じた。

「……ありが、と」

「ふふ、どういたしまして♪」

恥ずかしそうにしながら言うと女性は笑顔で答えた。

それから台風のように病院内で過ごしてから女性が迎えに来てくれた。

隣には男性がおり、くたびれた雰囲気のある感じだった。

「やあ、エリザから話は聞いているよ。 よく生きていてくれたね……本当に良かった」

男性は穏和な表情でわっちを見ていたが途中で目を手で覆う。

手の隙間から涙がこぼれているのが見えた。

「あ、包帯も邪魔よね」

そう言って女性はわっちの目に触れて包帯をとる、まぶしいなと思いながら目を開けたりすると奇妙なものが視界にうつった。

これはいったいなんなのだろうか、全部になにか変なのがうつりこんでいる。

「あ、あの」

「どうしたんだい?」

わっちの声に男性は不思議そうに首をかしげる。

こんなことを言って大丈夫だろうかと思いながら困っていると。

「なにか映っているの?」

「・・・・・あぁ」

女性は銀色の長い髪をゆらしながら笑顔で問いかけてきた。

それに気まずい気分になりながらも頷くと。

「・・・そう。一度死に近づいたことで移植されたものが開眼されたのかもしれないわね」

「キミの目にかなり馴染んでいたから、そうなることはわかっていたけど、な」

苦笑の笑みを男性と女性は浮かべていた。

なんのことを彼女たちは言っているのだろうか、このときは理解ができないでいた。

目にうつる奇妙なものに頭がいたくなってくる、こんなのは嫌だ。

嫌で嫌で仕方ないので目をつぶそうと手をうごかすと止められて首を横にふられた。

この目とはこれから付き合っていくことになるのかと思うと涙がでてきた。

深紅に異能がやどる!

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