みんなでひなまつりぱーてぃ!
「あかりをつけましょ、ぼんぼりに~♪」
「ありすちゃん楽しそうだね」
テーブルに料理を並べながら言う幼女――ありす。
イチゴの豆乳ムースやいちご大福やかにさらだずしがテーブルにおいてある。
つるーん、すとーん、ぺたーんの三拍子がそろっているのは彼女くらいだろう。
「きゃー、どこからともなくチャクラムを出さないで!」
「離してつぐちゃん! なんか言われたような気がするから!」
「だ、だれにれしゅかー!!?」
慌ててとめにはいるつぐみとみなもに押さえ込まれて動きがとれないでいるありす。
彼女達のいうとおり彼女の手にはチャクラムが握られていた。
「うんうん、ぼくもありすちゃんのその気持ちわかるよ。 ね、きりちゃん」
「いや、そこで私に話をふられても困るんだけど!?」
はい、ここで登場したのは貧乳ず達である。
スレンダーという表現が正しいのだろうが、彼女たちはその上をいくのではないだろうか。
ちなみに最初に出てきたのは美津という少女で隣にいるのが希林という少女だ。
「もう、みつちゃんもきりちゃんも見てないで止めてよ!」
つぐみがそう美津と希林に向かって話しかける。
ありすを抑えるのにかなりの苦労をしているもよう。
「ないない?」
「ごめんね、なんでもないよ?」
そんな暴れる彼女の動きを止めさしたのはつぐぴょんだった。
お雛様ルックな彼女をみてありすは怒りをしずめたらしい。
まあ、あまりの可愛らしさに怒る気力もそがれるのだろう。
「うむぅぅぅぅ!!」
そんな中でぷちAさんがキッチンでダイナミックに鍋を振るっているのが見えた。
「ふんぬぅぅぅぅ!!」
その隣ではりゅーさんが超早い千切りを披露をしている。
いったい彼らはどんなに作ればとまるのだろうか。
「せりかっか♪」
「わきゅ~♪」
「みぃ~♪」
「転ばないように運ぼうね♪」
キッチンからは裕香がせりかさん達と一緒に料理を運んできていた。
しろしろがよたよたと歩いているのでなかなか目が離せない様子だ。
みなちゃんはしろしろを支えるようにして歩いてきていた。
「やで~!!」
「飾りつけも終了や、みんなのほうはどないや?」
「あ、終わっているみたいだね?」
みっくーを肩に乗せて歩いてきたのは深紅と澪次である。
こうやって歩く瞬間の二人はまるで仲むつまじい恋人にしかみえない。
『こっちもできたよ♪』
「菱餅風の三色ゼリーだぜ?」
芹香と龍星が仲良く料理を持って歩いてくる。
「みゅ~!!」
「こらこら、いくら欲しいからそんなに飛び跳ねないって・・・・あれ?」
ぴょんこぴょんこと飛び跳ねる狼の耳と狼の尾をもつつぐぴょんふうのぷち。
そんな彼女を見て裕樹が不思議そうに首をかしげた。
「どうかし・・・・・分裂でもしたのか?」
桃とイチゴのタルトを持って歩いてくる光一。
ますますぷちのなぞに拍車がかかっているような気がするなとつぶやいたのはいうまでもない。
「わきゅう、つぐぴょんちゃんはなぞのぷちですの!」
「せりかさんには負けると思うけど、確かに」
いつのまにかつぐみを抱きかかえている白姫とつぐみは今の状態をみてつぶやいた。
「おいで~♪ 食べさせてあげるから」
『きゃ~♪』
裕香が座ってぷち達に声をかけると、料理をしているぷちを除いて裕香のほうへと向かった。
さすが裕香ちゃんである、ぷち達に大人気だ。
「ピンク色のちらしずしもあるからどうぞ♪」
みなもはそう言いながら持ってきて言う。
どうやら皿と箸も人数分用意しているようだ。
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