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ハロウィンパーティーだよ‼

屋敷では色々なかざりがつけられている。

テーブルには色とりどりの料理が置かれている。

カボチャのプリン、カボチャのグラタン、パンプキンパイ、カボチャ型のクッキー等がある。

どれもつぐみ達が手作りしたものである。

「どう? ボクの仮装♪ 可愛いでしょ!」

前に御披露目した衣装を着ている響。

「はいはい、かいらしいなぁ」

くるりと回転する響に深紅は苦笑しながら誉めている。

「くじゅ~♪」

真っ白い羽根を動かして響に飛び付いたのはくじゅ―であった。

「やで~、やでやで」

みっく―は自慢の真っ白い尾をブラッシングしていた。

こんな時も身綺麗にするようだ。

「みっく―はマイペースやな」

そんなみっく―をみて深紅は和んでいた。

因みに深紅も前に御披露目していた衣装を着ている。

「オマタセ、しマしタ♪」

着替えてきた明香はニコニコ笑顔で近寄る。

真っ白の着物に犬耳と犬の尾をつけている。

違和感ないのは彼女の個性かも知れない。

「明香ちゃん、走っていったらコケるよ!?」

慌てながら近寄るのは垂れ兎の耳と兎の尾をつけた魔女衣装のつぐみだった。

こちらも違和感がなく自然な雰囲気がある。

ボリュームのある果実が近寄るさい揺れていたが。

「ま、待ってくだしゃい‼ 置いていかないで~!!」

涙目で胸元が開いたバニーガールもどきの衣装に頭には猫耳と尻には猫の尾をつけ鈴つき首輪をきたみなもが走ってくる。

やはりこちらも果実が揺れていたのは言うまでもない。

因みに両手と両足に猫の手袋と猫の靴である。

「これはまたかいらしい猫やな?」

ニコニコと笑いながらみなもの写真を撮る。

「みぃみぃ♪」

みなちゃんはお揃いが嬉しいのかジャンプしていた。

そんなことが起きている間に人数が集まり、さっそくパーティータイムである。

「ふんが~!てか? よ、つぐみ」

「お兄ちゃんの仮装はフランケンシュタインなんだね?」

笑いながら近寄るのはつぐみにとっていや、みんなの兄貴の龍星だ。

「………………♪(つぐちゃん、トリックオアトリート♪)」

そこへ芹香に後から抱きつかれてつぐみの垂れ兎耳を触りながら囁いた。

「ふみゅあ~~~!? せ、芹ちゃん!? ビックリしたよ! はい、カボチャ型のクッキーだよ‼」

慌てながら振り向いてクッキーを渡して笑うつぐみ。

「……………(ちぇ、バレたか~♪)」

クスクス笑いながら言う芹香。

「みんな楽しそうだね、こばり?」

「ひよ♪」

ひばりはこばりを抱っこしたまま眺めて言う。

小悪魔の翼や角にゴスロリ衣装がひばり達の衣装である。

「可愛い///」

和明はひばりを見てみとれているようだ。

「紳士淑女の皆様‼ 今宵は楽しいハロウィンパーティーといきましょう!」

セクシーな女悪魔の衣装を着ているエリザがワインを片手に祝杯をあげている。

「こういっちゃん、トリックオアトリート♪」

「しなだれながらくっつくな‼?」

クリスに抱きつかれて慌てている光一。

「りゅ―が♪トリックオアトリート♪」

「…………なんだそれは?」

抱きつかれても慌てない流牙は響を見ている。

そんな感じで屋敷を会場にしたパーティーは盛り上がった。

『トリックオアトリート♪』

『ハッピーハロウィン♪』

という声が屋敷の中で聞こえてくる。

さて、今宵はハロウィンです♪

読書の皆様、トリックオアトリート♪

お菓子と感想くれないといたずらしにぷちが遊びにいきますよ?

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