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みなもと裕香ちゃん

裕香と買い物して家に帰るとテーブルの上に猫耳と猫尻尾が二人分置かれてあった。

いったいいつのまに置かれてあったのだろうか。

みなもが困惑している中で裕香は笑顔で装着している。

ちなみに置かれていたものは錬金術や魔術的仕組みでオーダーメ―ドで[なんちゃってケモノっ娘]キットである。

これは頭と尾てい骨の上に張り付けるとルーン化された簡易術式で生体融合するタイプなのである。

これには取り外し用の剥離術式をルーン化して内蔵されいる優れものだ。

「みぃ♪」

「お揃いだね、みなちゃん♪」

みなちゃんが裕香を見て嬉しそうに鳴いた。

まるでお揃いだといわんばかりである。

みなちゃんの猫耳と尻尾がピクピクと動いている。

よほど嬉しいのだろうことがわかる。

「裕香ちゃんは可愛いから似合うけど、わちゃしには似合わないように思いまひゅ」

猫耳と猫尻尾を見て深いため息をつくみなも。

「みなも姉ちゃん! ニャア♪」

「ふふ……可愛いな、裕香ちゃんは」

近寄って可愛いらしい猫ポーズをする裕香。

みなもはほっこりしながら裕香を抱き寄せて頭を撫でる。

ここで裕香が甘えるようにすりすり顔を寄せる。

まるで猫の動きを熟読しているかのようだ。

裕香の動きにあうように猫耳が尻尾が動いている。

「みなも姉ちゃんもお揃いしよ?」

「えぅ、えっと……」

目を輝かせながら言う裕香にみなもは返答に困っていた。

みなちゃんも期待するかのような視線を送っている。

あまりにも期待されているのでしぶしぶみなもは装着する。

「に、にゃあ////」

恥ずかしがりながら手を猫の手にしながら言う。

赤い瞳は涙目になりそうである。

ふと、テーブルに視線を向けると猫の手の手袋と猫足ブーツがあった。

これも人数分あるようである。

というか、いったいいつのまに置かれていたのかとますます疑問が浮かんでくるみなもであった。

「みなも姉ちゃんが可愛い♪」

「あ、ありがとう///」

抱きついてすりすりと甘える裕香。

みなもは照れながら裕香の猫耳を撫でた。

裕香は気持ちよさそうに目を細めているようだ。

猫耳がへにょんと横になっているのがわかる。

猫尻尾はうねうね動いてハートを表現している。

「裕香ちゃんはこんなに可愛いから男の子もほっとかないんじゃないかな?」

「そうかな~?」

みなもが裕香の頭と喉を撫でながら言うと実感がないのか不思議そうである。

「みぃ♪」

そこへカメラを構えたみなちゃんが歩いてきて声をかける。

「写真撮りたいの?」

みなもはみなちゃんを抱き上げると聞いた。

みなちゃんは笑顔で頷いた。

「どうしようか?」

「みなちゃんのお願いだから撮ろうよ♪」

みなもが裕香に問いかけると裕香はニコニコ笑顔で言った。

確かにみなちゃんが撮りたいのなら答えるしかないだろう。

「じゃあ、一緒に撮ろうか。 カメラと三脚を出してタイマーにして」

「楽しみだな~♪」

みなもは裕香にみなちゃんを抱っこさせて、カメラと三脚を用意していく。

「準備はいいかな?」

「うん‼」

「みぃ♪」

みなもが裕香とみなちゃんに問いかけると笑顔で返答される。

みなもはカメラの自動シャッターのタイマーをすると裕香達をソファーに案内してそこに座る。

数分してからカメラのシャッターがきる。

その時にはきちんとみなも達はポーズをとっていた。

どんなポーズかというと裕香がみなもに抱きついてみなちゃんは裕香の頭に乗っているという状況だ。

みなもは突然だったが楽しそうに笑っていた。

「現像したら裕香ちゃんにもあげるね」

「うん‼ 楽しみにしているね♪」

裕香はみなもに抱きついて甘えながら笑う。

裕香ちゃんとみなものお話しのつもりです!

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