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フェザーオンライン

ちょっとした妄想ネタです

「みんな、もう待ってるかな? とにかく急いでログインしなくちゃ!」


小柄で低身長の幼女はぽつりとつぶやくとコフィンと呼ばれる横にも座ることもできるカプセル型に入る。


「ちっちゃくないよ!? あたし、ちっちゃくないからね!? それと幼女じゃないからね!」


モノローグにツッコミをいれるのはやめてもらいたい。

幼女はツッコミをいれつつもコフィンに入っていくのだった。

コフィンに触れるとプシューという空気音を軽く立てて横にスライドし、座席に乗り込む。

次に腕をおけるアームレストにある緑色のスイッチを押す。

すると開閉していたカバーがしまる。

カバーがしまると暗闇になるがすぐに複数のモニターが現れて目の前が明るくなる。


「えーと」


モニターを見ながら、指でスライドするように選んでいく。

彼女が今からするのは五体一体感型オンラインゲーム”フェザーオンライン”と呼ばれている。

暫くして選び終えるとOkボタンを選んで、目を閉じる。

ここで幼女の意識が途絶えるのだった。

次に目を覚ました時は広い大きなフロアに佇んでいる。

神殿が目の前にあり、その先には町並みが見えている光景であった。


「さて、探さないと!」


意気込むように呟いて歩き出す幼女。

だがしかし、今の彼女の姿は現実の彼女とはかなり違った。

頭頂部にある兎の耳とお尻には兎の尾が生えていた、そんな彼女の種族はウェアラビッツという兎の獣人だ。

見た目は人の姿と変わらず、獣耳と尾が生えていることが違う点といえるだろう。

そして服装は白いローブで手には杖があるメイジサモナーというジョブだ。


「おーい、こっちだよ~♪」

「あ、キョウちゃん!」


手招きするローズピンク髪のエルフの少女の方に幼女はとてとてと歩いて向かう。

彼女はハンターウォーリアというジョブ持ちで種族はエルフである。

ちなみに二人のリアルの名前は九条院響と雨宮つぐみだ。


「クリムちゃん達は?」

「じきにくると思うよ」


目の前に来て尋ねると彼女は笑みを浮かべて答えた。

その言葉通りに二人が遅れて現れた。


「いや~、堪忍な。 ちょいと寝坊してもうたわ」

「ごめんなさい、ちょっと手間取りまして」


けらけらと笑うのは水色ロングヘアーの少女で頭頂部に狼の耳とお尻の方に狼の尾が生えている人物だ。

リアルでの名前は神埼深紅でオンラインでの名前はクリムだ。

いや、正確にはクレーミシィという。クリムは彼女の愛称といえるだろう。

そして遅れてきたもうひとりの人物は金色の長い髪に赤い瞳の少女で見る人が見惚れるほどの美人系だ。

ちなみにその少女には猫耳が頭頂部にお尻からは猫の尾が出ている。

そんな彼女のリアルでの名前は涼宮みなもといい、オンラインではスイと名乗っている。

それから彼女達は仲良くチームを組んでクエストへと向かった。

暫くしてクエストを終えてリアルに戻ろうとオプションパネルを表示させるがどこにもログアウトがなかった。


「あ、あれ? なんで?」

「おかしいね……ログアウトできないなんて」

「どうやらわっちらだけやないみたいやで?」

「み、みんなログアウトできないみたいでひゅ!」


4人ともログアウトできないことに困惑を顕にしつつ、周囲の混乱と困惑に気づいた。

すると、突然感情のない声が聞こえてきたのだ。


『今から君たちにはここの世界の存亡かけた戦いをしてもらいます。 その為にログアウトはできなくしました。 ログアウトしたいのなら世界を救いなさい。 もしくは迷宮をクリアするのもよしです

あ、そうそう……ここでは死は現実となりますのでたかが遊ぶと思わないことです』


そう声の主は言うともう、聞こえなくなった。


書くかは人気しだいということで!

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