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裕香の姉ちゃん騒動?

短めな内容に(汗)

「う~ん、私のお姉ちゃんになってくれる人いないかなぁ? ねえ、つぐみ姉ちゃん」

「裕香ちゃんのお姉さんかぁ。 うーん……」


悩む裕香の隣でつぐみも悩むように腕を組む。

みなもほどではないにしろ、裕香に好かれているつぐみ。

妹のように思っている彼女からしたら真剣に悩むことである。


「あ、みなもちゃんならどうかな?」

「みなも姉ちゃん? うん、いいとは思うけど……さりげに自分は外してない?」


つぐみが笑顔でそう言うと裕香は頷きつつ、気になったことを問いかける。

それを聞いてつぐみの目が泳ぐのを裕香は見た。


「もう、つぐみ姉ちゃんも綺麗なんだから無下にしなくてもいいと思うんだけど」

「あー、うん。 そう言ってくれるのはすごく嬉しいよ? でも、私みたいなちんちくりんとじゃ裕樹さんとは釣り合わない気がするんだよね」


腰に手を当てて呆れたように見つめる裕香につぐみは苦笑を浮かべながら告げる。


「つぐみちゃん、そこまでおとしめなくても」

「みなも姉ちゃんの言うとおりだよ! つぐみ姉ちゃんも魅力的だから大丈夫!」


苦笑しながら話かけるみなもと同意するように拳を握る裕香。


「そ、そうかなぁ? お兄ちゃんにもそう言われているけど……う~ん」

「そこまで悩むことやないと思うんやけど」


悩みだすつぐみを見て苦笑を浮かべる深紅。


「ねぇねぇ、裕香ちゃん。 ボクもそのお姉さん候補になってたりする?」

「うん、方向音痴は悩みのタネだけどいいと思っているよ」


響がにこにこ笑顔で近寄って話かけると裕香は頷いて答える。

それを聞いて嬉しそうにそっか~と言う響。


「ユーカ、わタシはドうデすカ?」

「着物の着方を教えてもらったし、仲良くできそうだから候補入りかな?」


明香も響に釣られて聞いてくると困惑しつつも答える裕香。

明香は安心したようににこにこ笑顔で聞いていた。


「私の場合は出会ったばかりですもんね」

「うん、ごめんね。 ひなた姉ちゃん」


ひなたは裕香に近寄って言うと申し訳なさそうに謝る裕香。


「いいえ、気にしておりませんから。 大丈夫ですよ?」


そう笑って言うと裕香の頭を撫でてやるひなた。

気持ちよさそうに目を細める裕香はまるで猫みたいである。


「こうしてみると、候補はいるけど……難しい状態やね」

「そうだね、色々とその心境というのもあるしね」


深紅はその様子を見てつぶやくとつぐみも同意するように頷いた。


「でも、裕香ちゃんが一番懐いているのはみなもちゃんだよね~☆」

「デすネ♪ まルで姉妹ノよウでス♪」


みなもに近寄っている裕香と笑顔で裕香の相手をしている光景を見て響は笑う。

明香もその光景を見てにこにこ笑顔で見ているようだ。


「それだけ慈愛が大きいのですよ!」

「そうだね、そこがみなもちゃんらしさだよね」


ひなたはカメラで写真を撮り、つぐみは同意して笑う。

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