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第1話 家を去る、旅立つ②

「あ、ここね!」


カルルさんが来ました。

クヴァシルさんのお友達、慈愛に満ちたけど怒ったら怖い女神官さん。


「失礼しました、クヴァシルさん!申し訳ございません、緊急事態が…」

「いいからカルルさん、黙っておいて」

「え?」

「私と幼女の楽しいアフタヌーンティーを壊すなんて、覚悟があるでしょうねー」


あ、クヴァシルさん怒りました。笑ってるけど。


「はぁ」


ため息をついて、カルルさんは、


「こんなご主人様がいるって本当に大変ね、オズちゃん」

「飼い主はバカってすみません。カルルさん、ご用事は何ですか?」

「そうだ、クヴァシルさん!大切な会議がありますよ!早くあたしと一緒に聖都へ行きましょう!」

「大切な会議ってなんだよ!オズちゃんよりも大切なものなんてあるわけないだろうなぁ!」

「もういいから、拗ねるのはやめてください!本当に大切な会議です、国王、皇女、大司教、枢機卿、それと騎士団や冒険者!みんなもう集まりましたよ!クヴァシルさんだけ欠席するのはダメです!」

「なんだよ、またどこの誰さんが魔王の称号を獲得した?」

「あれよりもっと厳しい状況です!とにかく聖都へ行けばわかりますから、行こう!」


そしてカルルさんはクヴァシルさんを肩に担いだ。


「ま、待ってっよ!こんないきなり!?その前にせめてオズちゃんの顔をつつかせてェー!」

「ひさしぶりですから言いたいことがたくさんありますが、もう時間がなさそうですね。オズちゃん、留守番頼みます」

「わかりました。バカ飼い主のこと、お願いします」


クヴァシルさんに拾われたばかりのわたしは毎日みんなに触られたり、食べさせられたり、着せ替え人形にさせられたり、小動物のように遊ばれてた。でも今のわたしには留守番くらいできる。

いつも子供のように扱われるわけない。必ずクヴァシルさんみたいな大人になる。

っと、思ってるけど今は無理ね。

お掃除、やりましょう。

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