本文を読んでみました。
前回は表紙の感動だけで1話を使ってしまいました。
それぐらい価値のある表紙だったもので。
さて、念願の中身です。
皆さんはどの詩が良かったですか?
読んでいる人が購入者だという前提で話をしてます。ごめんなさい。
過去の絶版作品での感想レビューなどで、好印象だった『透明人間』は、事前に加藤諦三を読み漁っていたこともあり、妙に因果を感じてしまいました。
でもそれが真理なのかな、とも思ったり。
『モモ』の時間どろぼう然り、今回の『透明人間』然り、私としてはこれを皮肉とは取らず、愛情ある諭しなのかなと感じました。『独楽』とかもそうかな。
『どうかあなたはそうならないで』
エンデの、そんな祈りがこめられているような気がしました。
そんな作品の中でも、特別私の心に残ったのは『道標』でしたね。
原文も簡単に直訳して読んでみましたが、こういう考え方で人を見るということを今回初めて知りました。
アハ体験だったというか、すごく腑に落ちたというか、この気づきだけでも今回この作品を手に取れて良かったなって思えました。
迷って見つけた道標。
その道標が、必ずしも自分の行きたい目的地を指し示してくれるわけではないかもしれないけれど、たくさんの分かれ道を進んだ後で振り返ってみると、いま自分がこうやってこの場所に立っているのは、道標があったおかげなのかもしれない。
ふざけんな、ウソ教えやがって! とか。
どっちに行ってもハズレじゃねえかよ! とか。
字が汚すぎて何書いてんのかわかんねえんだけど!? とか。
思えばいろんな道標に出会ってきました。
そんな経験を経て、今の自分がここにいる。
そう思うと、どの道標たちにも『そこにいてくれてありがとう』という気持ちになりました。
私たちのかつて進んできた道には、思い出せないくらい多くの道標たちの存在があって、きっとこれから先に進んでいく場所にも、見落とすかもしれないけれど、たくさんの道標たちが立っているんでしょうね。
こういう見方をしていくと、これから先の人生の楽しさが増えたように感じました。
『影の縫製機』自体も難解で、まだまだ気づきに結びつかない詩もたくさんあります。
いつか、真意に気づける日が来るのを待ちながら、大切に読んでいこうと思います。
ぜひ、まだ未読の方はお手に取られる機会がありますように。
そんな願いも込めまして、これにて完全に完結設定にさせていただきます。
das ist das Ende





