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奈々子と健介 vol.038. 奈々子の「ドキッ!!!」
「ルポゼ…って、知ってる???」
その名前を聞いた瞬間に奈々子は「ドキッ!!!」
こころの中で、
「…どうしてこの人、ルポゼから私の事…、信じられない。どうやったら…。」
奈々子の胸の鼓動が次第に高鳴って…、
「その感じじゃ、どうして君とルポゼが結びつくんだろう…???そんな顔だよね。」
奈々子はまだ信じられなかったが…、けれども健介は優しく、
「実は…俺も全くの偶然なんだけど、君を…知っちゃったんだ。ある経緯から…。」
「ある…経緯…???」
声を小さく健介に話し掛ける奈々子…。
「うん。」
と、言いながら腕時計を見て、
「あ~やばい、もう…行かないと…。時間がない。」
そう言われて、あらためて自分の腕時計を見る奈々子。
「あっ、ホントだ、こんな時間…。」
「ごめん、ごめん、いきなり、こんな話しちゃって…。…あ、でも、続きは後で…。」
「後で…???」
と、首を傾げる奈々子。
「仕事終わったら、お店…行くよ。」
「お店に…???え―――ッ!」
「大丈夫だよ、心配しないで…。今の君のその恰好に迷惑は掛けないから。」
と、言われて、奈々子は自分の今の恰好を見ながら…、
「どうやって…???」




