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奈々子と健介 vol.010. 兄からの叱咤激励。
一度は北海道に戻って、家の仕事を手伝う奈々子…。
けれども、そんな奈々子を叱咤激励したのが兄の薫なのであった。
「お前の夢…そんなもんなのか…???」
そう言われたのであった。
その言葉が奈々子の「これから…。」に決定づけとなった。
その理由が薫の今までの過去であった。
薫の念願の夢がプロ野球選手だった。
甲子園の経験はないものの、大学在学中に球団からのアプローチがあった。
それに応えるように大学を卒業後はプロ野球の球団に入団。
けれども公式戦に出場目前に、
不運にも練習試合で同じ外野の選手と守備の時に激突して、左肩を故障。
それが切っ掛けで選手生命を断念。
今や家の牧場の後を継いでいる。
そんな叶わぬ自分の夢を多感な妹の奈々子の「モデルになりたい。」
と、言う夢に共感し、応援していたのであった。
夢への憬れは一種の冒険でもあるが、
それでも自分のやりたいことが、何であれ、目標となるのであれば続けろ。
と、言う兄薫の言葉はあったものの、
親からは勘当同様に、家を飛び出したのであった。




