8話 招集
【持ち物】
紙3400枚、香辛料34個
【世界の情勢】
アイデノン村105人、ハヤテ島100人
アミー「それで、策はなんなんだい」
プレーヤー「君たちはセバスチャンが変わってしまうのに嫌気がさした。」
ザム「そうだ!のどかなセバスチャンは宗教なんぞを信じる醜い国に成り果てた!」
プレーヤー「同じように、アイデノンにも急に鎖国を止めたアイデノンに不満を感じてる人たちもいるんじゃないか」
ザム「アイデノンのことは知ったこっちゃない!」
プレーヤー「そのアイデノンに不満を持つ者を味方につける」
アミー「なんだかおもしれー話になってきたもんだ」
ザム「待て!俺はそんなアイデノン至上主義者とは仲良くなることはごめんだね。」
プレーヤー「まあそうは言うな。ザム、君の考えてることはよく分かる。だが、アイデノンに一矢報いるには、それが必要だ。」
ザム「そんなんだったら俺は降りるぜ。」
プレーヤー「待ってくれ。宗教を信じる者も信じない者も両方が共存できる国はできないか。」
ザム「そんなの幻想だ。お前は頭がいかれてる。」
プレーヤー「その幻想を実現したい。トップに立つ者は宗教を信じないし、宗教を弾圧もしない。」
アミー「要するに勝手にしてろ!ってわけだね。」
ザム「奴らをのさばらせるってことか。」
プレーヤー「そういうことだ。しかし、宗教信者がトップに入れ込もうとしたら、ただではおかない。君たちセバスチャンの村長が取り込まれたようにはならない。」
ザム「なんだが腑に落ちねえが」
プレーヤー「ただ、ザムはもうセバスチャンには戻れないだろう。」
ザム「宗教を信じる国なんかに俺は行けねえ。」
アミー「だったらここにいろよ!」
プレーヤー「僕もそれを願う。」
プレーヤー「リサ、アイデノンにもともと住んでて、今のアイデノンのやり方に不満を持ってる人はいるか」
リサ「5人いますね」
プレーヤー「じゃあそいつらを集めてくれ。」
リサ「かしこまりました。さて、うまくいくでしょうか。幻想の実現は。」
プレーヤー「集まってくれてありがとう。まず君たちのアイデノンへの不満を聞かせてくれ。」
ウゴー「アイデノンは大きくなりすぎた。」
ヌゴー「我らが大切にしてきた教義をいとも簡単に変えてしまった。禁忌の果実は誰も食べてはならない触れてはいけないものなのに、今は貪るように皆が禁忌の果実を食している。」
イゴー「わしゃセバスチャンの村人たちと一緒には過ごしたくない。異族を村に迎え入れるとはもってのほかだ。」
プレーヤー「アイデノンはセバスチャン地区に自分の村人を移住させたようだが、逆もしているのか」
イゴー「そうなのだ。神聖なアイデノンの街は今や異族に侵されている。」
プレーヤー「あなた方に言いたい。あなた方はアイデノンの宗教や教義を大切にしておられる。私はアイデノンが昔からの教義を手放したことは解せない。私はあなた方の信条を大切にしたい。」
キゴー「それはありがたや、ありがたや」
プレーヤー「ぜひ我々と一緒に新たな村を作らないか。」
イゴー「そもそも私は元のアイデノン村を離れたくはない。」
イゴーが去った。4名になった。
プレーヤー「確かに、住む場所は変わってしまうが、そこにはあなた方が信じてこられた教義がある。選択はあなた方の自由だ。」
エゴー「他に何か制約はあるのかい。我々は禁忌の果実に触れないことはできるのかい」
プレーヤー「新たな場所にはあなた方と同じように信条を持つ者がいる。それはあなた方とは異なる信条かもしれない。ただ、互いに共存することはできるはずだ。相互に認め合うことはできるはずだ。」
エゴー「他の者が禁忌の果実を食すのを黙ってみておれというのか、そんなことは断じてできない」
エゴーが去った。3名になった。
プレーヤー「他の者たちはどうか」
キゴー「わたしゃありがたい話はなんでも受けます。あなたについてゆきます。」
ヌゴー「自分自身の教義を守れるなら、その場を保障してくれるというのなら私はあなたに従おう。アイデノンは上の教義が絶対だ。今まで黒かったことも上が白といえば一夜にして白になる。そのどこにプライドがある。私はあなたのプライドを信じよう。」
ウゴー「そういうとこで細々と過ごすのもいいかもしれないね。」
プレーヤー「それでは新しい場所へとあなた方をお連れしよう。」
キゴー、ヌゴー、ウゴーの3人が仲間になった。プレーヤーの仲間はアミー、ザムを合わせて5人になった。
【持ち物】
紙3400枚、香辛料34個
【世界の情勢】
アイデノン村102人、ハヤテ島100人