2話 逃亡
【持ち物】
リンゴ7個、紙100枚。
リサ「国を追われ、これからどうしますか。」
プレーヤー「とりあえずさ、仲間がほしい。近くにはアイデノン村しかないの。」
リサ「アイデノン村とセバスチャン村があります。」
プレーヤー「アイデノン村の人口ってどのくらいなの。」
リサ「アイデノン村は100人です。」
プレーヤー「その内の20人がやってきたのか。戦争しかけられたみたいなもんじゃん。」
リサ「まあ、あなた戦力ありませんので。」
プレーヤー「セバスチャン村は人口どうなの?」
リサ「セバスチャン村は人口10人です。」
プレーヤー「どんな村なの?リンゴ食べるの?」
リサ「セバスチャン村もリンゴは食べません。」
プレーヤー「はーーーん。食べないの、やっぱり。なんで?」
リサ「口に合わないそうです。辛い物が流行るようです。」
プレーヤー「それじゃあセバスチャン村行ってみるか。」
プレーヤーはセバスチャン村に到着した。
店主「にいちゃん、香辛料買わないかい。」
プレーヤー「無理。今リンゴと紙しか持ってないんだけど。」
店主「今なら安くしとくよ。」
プレーヤー「無理だって。カネないんだよ。いくらなの。」
店主「カネってなんだい。にいちゃんの持ってる紙ってのはどうやって使うんだい。」
プレーヤー「紙知らないの?」
店主「知らないねえ。食えるのかい。」
プレーヤー「食えないよ。リサ、紙知らないとか衝撃なんだけど。」
リサ「そういう設定なんです。動じないでください。」
プレーヤー「紙はね、自分の考えとか、出来事を書き留めておくことができるんだよ。」
店主「なんだよ、すげーな。でも真っ白じゃねーか。」
プレーヤー「リサ、シャーペンある?」
リサ「あなたの持ち物はリンゴと紙だけです。シャーペンなんてありません。」
プレーヤー「ファック!!!そんなバカな。」
店主「なんだよ。騙しかよ。帰れ帰れ。」
プレーヤー「はーーー、貴重な交渉の機会が、、、。なんか書く物ないの。」
リサ「ありません。」
プレーヤー「しょぼん。とりあえず鉛筆ってどうやって作るのよ。」
リサ「鉛筆の芯は黒鉛と粘土で構成されています。」
プレーヤー「こういう所では、親切なのね。グーグル先生ありがとう!黒鉛ってどこで手に入るの?」
リサ「黒鉛は天然鉱物ですので、鉱山で掘削する必要があります。」
プレーヤー「そんなスキルはない。だめじゃん。しょうがない、書き物は諦めるしかないか。。。あ!!店主!!この紙ってさ、遊びにも使えるんだよ。」
プレーヤーは紙を消費して、折り紙で鶴を作った。紙は99枚になった。
店主「ワンダフル!置物にもできるな。」
プレーヤー「そうそう。折り鶴っていうんだけど、1000個繋げて千羽鶴っていうんだよね。」
リサ「千羽鶴には、病気快癒・長寿がかなうという俗信があり、贈り物にもなります。」
店主「すごい!!お前すごいな。紙と香辛料、悪くないじゃない。」
プレーヤーは折り鶴1つと紙9枚を店主に渡し、香辛料5個を手に入れた。
【持ち物】
リンゴ7個、紙90枚、香辛料5個