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理想の国を作ろう!  作者: 夢探し
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1話 一国の主

リサ 「あなたは一国のあるじです。私はナビゲーターのリサ。あなたの理想の国を作っていきましょう。」

プレーヤー「自分の思い通りにしていいってこと?」

リサ「はい、その通りです。何なりと仰ってください」

プレーヤー「じゃあセックスがしたい」

リサ「残念ながらセックスはできません」

プレーヤー「なんでだよ。思い通りになるんじゃなかったのかよ。」

リサ「住民はあなた1人です。相手がいません。」

プレーヤー「まじか。萎えるな。それじゃあ回春すればいいじゃん。女の子一人呼んでよ。」

リサ「申し訳ありません。あなたの所持金は0円です。女の子を一人呼ぶお金がありません。」

プレーヤー「せ、世知辛すぎる。持ち物何かあるの」

リサ「持ち物はありません。」

プレーヤー「ひもじすぎるぞ。そしたら、周りには何かあるの?」

リサ「周りにはリンゴの木が生えています。岩石地帯があります。海もあります。」

プレーヤー「そしたらリンゴ食べたい。リンゴ取ってきて。」

リサ「住民はあなた一人です。ご自分の足腰を使って下さいね。」

プレーヤー「分かったよ。ういしょ。パクパク、パクパク。あー、うまい。」

リンゴ10個を手に入れた。リンゴを2つ消費した。リンゴは残り8個になった。

プレーヤー「金欲しいーー。このリンゴって売れるの?」

リサ「周りにアイデノン村がありますので、需要があるか調べましょう」

プレーヤー「ここは親切だね。リサちゃん。お願いしやす。」

リサ「アイデノン村はリンゴはいらないとのことです。」

プレーヤー「なんでだよ。」

リサ「アイデノン村はリンゴは禁断の果実とされており、取引に制限があるようです。」

プレーヤー「そんなアホなことあるの。なんでリンゴは禁断の果実なんだよ。おいしいじゃん。」

リサ「リンゴは欲望の対象とされており、アイデノン村では禁欲が善きこととされているのです。」

プレーヤー「なんだよそれ。それだったら上から押さえつけてるだけで需要がないわけじゃないんじゃないの。」

リサ「アイデノン村のモビットさんが、リンゴが欲しくて欲しくてたまらないそうです。」

プレーヤー「それじゃ100円でどうよ。」

リサ「アイデノン村では円は流通してないそうです。」

プレーヤー「そうなの。それじゃあリンゴと交換で女の子を下さい。」

リサ「流石にそこまでしてリンゴはいらないそうです。第一、女の子いないそうです。」

プレーヤー「それじゃあ何ならいいのよ。」

リサ「紙をやろうと言っています」

プレーヤー「いらねー。それしかないの。」

リサ「それしかないそうです。」

プレーヤー「まじか。しゃーないか。それじゃあリンゴ1個とチェンジで。」

交渉が成立した。プレーヤーはリンゴを1つ失った。リンゴ残り7個。プレーヤーは紙を100枚ゲットした。

リサ「モビットさんはやっほいやっほいと喜んでいるようです。」

プレーヤー「そいつは良かったね。というか物々交換ってだるいね。カネを作ろうよ。」

リサ「カネを作るには信用が必要ですが、あなたには今信用が全くありません。」

プレーヤー「はー、やっぱり世知辛い。それじゃあ信用を得るにはどうしたらいいのよ。」

リサ「自分で考えましょう。ところで、モビットさんがアイデノン村で処刑されたそうです。」

プレーヤー「えええええ。なんでまた。」

リサ「アイデノン村の禁忌を犯したとのことで。どうやらリンゴを食べてやっほいやっほいと言ってるところを目撃されて告げ口されたようです。」

プレーヤー「ひえーーー。アイデノン村恐ろしすぎる。」

リサ「アイデノン村の使者がやってきました。あなたを連行するということです。」

プレーヤー「それは勘弁してくれ。なんとかならないの。」

リサ「自分で、、、」

プレーヤー「分かった。分かったよ。使者を懐柔しよう。使者一人だけ連れてきて。」

リサ「使者は20人でやってきています。そんな要求には応じません。」

プレーヤー「もうここを放棄するしかないわ。逃げよう。」

プレーヤーは国を離脱した。国はアイデノン村に占拠された。プレーヤーは所属する国を失った。


【持ち物】

リンゴ7個、紙100枚。

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