桃太郎
あらすじの通り文字を書くことに慣れようという趣旨で書いています。内容のおもしろさとかどうでもいい。なくていいね。
昔々な、あるところに爺さんと婆さんがおってな、
爺さんは山へ熊をしばきに、婆さんは川に洗濯に行ったんや。
婆さんが川で洗濯しよったら、上流からどんぶらこーどんぶらこーゆうてな、
でっかいでっかい桃が流れてきよんねん。
婆さんは「ヒェァアアアアアア!!!」ゆうてその桃を川から引き上げんねん。
そしてな、うちに持ち帰って爺さんと分けて食べようとすんねん。
婆さんが包丁を振りかぶって桃を叩っ斬ろうとしたときや、
桃が身の危険感じてパカっと真っ二つになんねんな。
そしたらそん中に赤ん坊がおってん。
爺さんは『幻の銀侍』っちゅー名前付けたがったけどな、
婆さんが「桃から生まれたんやから『桃太郎』や」ゆうて桃太郎とかゆうしょーもない名前になったんや。
んで、桃太郎は異様な速度ですくすく育つやん?
でも爺さん婆さんボケてるから気づかへんやん?
やから桃太郎は三年ちょいで立派になったんや。
そのころな、鬼ゆう奴らがな、村で悪さしよんねん。
公園の水道出しっぱにしたりな、ピンポンダッシュしたりな、
しょーもないことばっかするねん。
桃太郎はそんな鬼ども見てな、「粛清しなければ……」ってつぶやくんや。
んで爺さんと婆さんに「鬼退治するー!」ゆうて刀とか持ち出すねん。危ないやん?
でも爺さん婆さんはボケててな、全力で応援しよんねん。
桃太郎のために兵器開発したり、きび団子作ったりするんや。
そんで桃太郎は、その兵器ときび団子持って鬼のとこ向けて出発したんや。
すると途中でな、犬が「きび団子くれたらなんでも言うこと聞くにゃん」
て桃太郎に話しかけてくるんや。「ん?今なんでもするって言ったよね?」
犬はきび団子貰って桃太郎の鬼退治についていくことになってん。
次な、背後から猿が襲ってくんねん。
桃太郎は実際熊しばくような爺さんに育てられてるんやから強いで。
猿は屈服させられて一緒に鬼退治行くことになってん。
最後にな、雉が……雉がな……行き倒れとってん。
桃太郎さん優しいけんな、きび団子置いてやんねん。
雉は何も言わず桃太郎の鬼退治についてきてくれたんや。
せやな、鬼ヶ島……そぅ、ぉにがしま。
ぉにぃっぱぃでこゎぃとこゃね。
桃太郎さんな「駆逐してやる…… 一匹残らず……!!」ゆうてカチコミや。
犬、猿、雉もそれについて行くねん。
んで、そこでのうのうと暮らしとる鬼どもを女子供関係なく皆殺しや。
途中、鬼の反撃にあって犬、猿、雉やられてもうたけどな。
せっかくやから金目のもん盗って、爺さん婆さんとこ帰るやん?
爺さん婆さんは寿命で力尽きてるやん?
桃太郎は一人で優雅に暮らしましたとさ。
ちゃんちゃん
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