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4度目の恋愛。

小説はきっとヘタでしょう。

しかもいろいろと詰め込んだり詰め込まなかったりできっと見苦しいものでしょう。


それでも、少しでも楽しんでもらいたい一心で。書いていきたいとおもいます。

 

 昔から、自分の性格と口調が大変きつい。さらには勝てると確信した際の喧嘩早さの異常さはわかってた。

 でもそんなの気にする気もなかったからどうでも良かった。そりゃ少しはごたつくこともあったが。はっきりとその場で言えば相手もそれで返してくれた。それにそんな私でも、高校生になって3人と恋愛とをした。


 そして今。私は4度目の恋愛をしようとしている。


「俺さ、お前のことが好きだ。」

 目の前にいる同級生である森。が少し顔を赤めながら、自分の心情を私に暴露してくれた。放課後の教室という告白としてとてもベタな空間で。

 私は4度目の恋愛を

「そっか。わかった。じゃぁ帰るわ。ばいばい」

 始める気さえ起きなかった。

 そのまま立ち去ろうとすると森は焦ったように腕を掴んできた。冷えた自分の体温には相手の手はぬるかった。

「ぬるい」「あ、悪い」少しいやな顔をすれば焦った様子で腕を離す。

「あのさ、それで返事聞いて良いか…」少し気まずそうに言ってくる森に、わかっていながらとぼけたふりをして首を傾げてみる。「だからさ、告白の返事だよ」「さっきしたじゃん」「いつだよ」「だからさっき」そう何度か言えば森はやっと理解したらしく無言で頭を叩いてきた。「おいごら、今すげー良い音したぞ。くそやろう」叩かれた場所を押さえながら言えば、森がそのまま頭を掴んできた。

「ばかはお前だ」叩いたことを謝りもせず、森はそのまま頭を掴む手に力を込める。「俺は返事つったよな?」「だからしただろ。お前が好きだって心情を暴露してきたから。そっかって言ったじゃん」「それは返事じゃねーーーーー」半分怒鳴り気味で言ってくる森に対して、私は言い負かせる自信ができた。未だに頭を掴む手をひっぱたく。身長が170以上もある自分と森の目線はほぼ対等で。わたしはそのまままっすぐに森を睨みつけた。

「あんたさ、好きとしか言ってないじゃん。それでどう返事しろと?わかった。わたしも森が好きって言えば良いの?それで何?お互いの気持ちがわかったね。良かったねで終わればよかったの?」1度にっこりと満面の笑みを浮かべて。自分に好きだ付き合ってくれ。と、交際を申し込む相手にいつもいう言葉を吐き捨てた。

「私が性格も口調もきついの知ってるのに、そんな私を好きだって言ってくれて嬉しい。まだそんな対象で見れないけど。きっと私もあなたが好きになる気がする。こんな心持で良かったらこっちこそよろしくお願いします。」それだけ言うと森は観念したような顔をして抱きついてきた。

「セクハラで訴えるぞ」「俺を彼氏にしてください」森の言葉につい笑ってしまった。「さっきのはあんたに対してかなり嫌味たっぷりで言ったんだけど」笑いながらそう言えば、自分を包む腕の力が強くなった。「しってる。馬鹿。お前ほんと頭の中からっぽだし、すぐ嫌味いうし、性格も口もきついし。」あまりにも悪口のオンパレードだったので、腕に爪をたてると笑いながら森が言葉を続ける。「すぐに手も出る」「うるせーよ」間一髪いれずにそう返せば森の腕が離れて再び見つめ合う。いや、さっきは睨みあってたんだから。見つめ合うのはこれが最初だ。

「でもさ、俺はそんなお前が可愛くて可愛くて仕方ないんだ。好きだよ。ううん、愛してるかも。俺と付き合って」まじめな表情で告白をしなおす森に私はぞわりと鳥肌を立てた。

「さぶ、てか170センチ以上ある女に可愛いって。しかも愛してるかもって。…森って最低。」鳥肌をさすりながら感想を述べる。森も少し恥ずかしくなってきたらしい。うるせーとだけ言いそのままキスをした。放課後の誰もいない教室。2人だけの空間で控えめの口付けに。私はとりあえず森の頬をひっぱたくことを心に決めた。

相手の了解もない。しかも付き合って1日もたたずキスとか。最低だ。

その日。わたしは4度目の恋愛を始めた。

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