008 プリンセス探偵団結成!(佐倉彩花勧誘)
後日、研究所から連絡が・・・
「城神警察署の入口前に瀕死の男女2名がミノムシのように吊り下がっていました。しかも目撃者0、白昼堂々の犯行なのにですよ?更には防犯カメラにも一切写っていないのですが・・詳細は聞かれましたか?」
そう研究所から聞かれたので、昨日桜花が嬉々として語った内容を正直にゲロった。
てかお前らも防げなかったじゃねーか!責めるような口調をするなよ!
桜花は神力を封じられている。と言っているが明らかに人知を超える力を行使しているフシがある。
ゆいも「時間?の流れが変?そんな感覚だった」と言っていたので、ほぼ無意識で時空間操作を行っていると思われる。
だがそれは既に研究所にもバレているようだ。
「まあ証拠は無いですし、うちの科学者達は新たな未知との遭遇に色めき立ってます。逆に向こうは悪事満載でしたので、ゴミ掃除に感謝していますよ」
ということで、今回はお咎め無しだった。
元々ミノムシ達は問題の有る人物だったらしい・・助かったぜ!
そういう経緯で桜花に親友1号が出来た。
いや、余計な知恵を与える辺りは悪友という表現のほうが適切か?
娘が友達一人作るのに、こんな心労するものなのか!?世の中の夫婦を尊敬するぜ!
ゆい【早川ゆい(小学5年生)】と親友になったことで、同じ施設にいるその他二人の情報を容易く得ることが出来た。
その前に、約束通りゆいの両親への仕返しは完了しておいた。
初めは「鳥の糞が頭に!」程度の不幸から。
その後、数日掛けて徐々に不幸をエスカレートさせた。
直接的な暴力はNG(じじいと親父から懇願された)で、1週間を掛けてじっくりと念入りに追い込み、恐怖と不安で身体を弱らせた(ゆいも一緒に視聴した)。
最後の2日間は、ゆいが人生を悲観して自殺後、霊として二人に残忍な復讐(拷問図鑑で勉強した)をする夢を何度も見せ、その中で何度も何度も惨殺して心をへし折った。
人の体って面白いよね。直接は手を加えてないのに髪とか色々失っていくんだから。
最終的に廃人のような二人をシーツで包んで警察署に放り込んでおいた。
なんで警察かって?ゆいから両親の薬物中毒の話を聞いたからだ。
悪事諸々と家にあったやばい薬各種、そのお取引先を完全網羅したデータを添えて。
これでしばらく刑務所というところから出てこれないらしい。
相手に対し死を厭わない攻撃するなら、それ相応の反撃を覚悟をするものだ。
だが奴らは「所有物に何をしても良い」と言う考えのただの馬鹿だった。
「はははは!あー可笑しい!私はあんなクズ共に怯えていたんだね」
「今後も友達として協力してやる。何かあったら・・・いや違うな、自分で乗り越えるためにうちで修行しないか?他者に媚びない強さをつかめるぞ」
「いいね、それ!」
ゆいの了承後、修行はじじいに押し付けた。
実際にじじいはチャクラの完全開通をしてからコツを掴んだようで、私より断然頼りになる。
じじいに言わせると私は感覚派?というらしく、説明が擬音?だらけで意味不明らしい。
隠しているが、じじいは既に全門開放出来るはずだ。それは感覚で分かる。
研究室の報告も有るのでわざと抑えているんだろう。
さあ、頼りになるじじいにゆいを預けているうちに、残り二人も友達にして、じじいの生徒にしてもらおう。
じじいからも・・・
「小学生高学年と二人きりの修行なんて、いつご近所に通報されるか分からん。早く仲間を〜!」
と切望されている。だが、なんで正義の警察にじじいが通報されるんだ?意味分からん。
まあいいか。じじいの要望に答えて、早速次の獲物を狩りに行く。
「佐倉彩花、私と忍術対決だ!・・負けたら私の配下になってもらう」
「ほう、忍術に興味があるのか。だが・・小1に負けるものか。返り討ちだ!」
ゆいの情報通り、忍者オタクの佐倉彩花か・・ちょろいな。
こいつの両親は忍者漫画にハマり、ついには娘を捨てて忍術修行の旅に出たらしい。
その時に直接「お前は修行の邪魔」と捨てられた。
その際の憎悪がいまだ彩花の身を包んているのだ。
憎悪に狂わなかった理由は「やつらより高位の忍者になって、無能と蔑みながらあいつらをぶち殺す!」って願望が有るからだ(ゆい情報)。
弱点を付くのは前回じじいに怒られたので、今回は願望の手助けをすることにした。
まずは校舎の外に出て、勝負をするようだ。
「忍者たるもの調査施設への潜入は定番だ。校舎の外壁を登って・・あそこの4Fの視聴覚室に潜入勝負だ」
佐倉彩花が壁に取り付き、鉤手のようなものでのろのろと登るが・・私は第2チャクラの生命力&創造力で氣を梯子状にして、スイスイと登っていく。
「・・・な!?」「あーやや!あと何時間掛かるの?」
「く!?・・忍者とは格闘の」「それよりさ、召喚獣欲しくない?」
ちょっと面倒になったので、一気にあややを陥落させることにする。
「な!?召喚獣!?かえるだよね?じ・・自来也だよね!・・くれるなら配下になります!」
勝ったな、かえる好きなのは情報収取済、だけどちょろすぎ。
今後は ちょろあやや って呼ぼうかな?
4階から飛び降りて、ふわりとあややの前に降り立ち、懐の中から黄金のカエルを取り出す。
そのサイズは10cm程度のアマガエルだ。
「ちっさ!しかも・・・塗った?アマガエルに金のスプレー塗ったでしょ!?私は騙されないよ!」
しばしカエルを眺めていたあややが、とても失礼な発言をした。
昨日夜なべして(今朝、夜なべと怪しげな生物生成の両方でじじいと親父にめっちゃ怒られた)全門開放の氣で作り上げた私の傑作になんて評価をするんだ。
だが、ここまでは想定通り。このかえる・・自来也の凄さを見せてあげよう。
「来い!自来也!」
その後、佐倉彩花は桜花に心酔することになるのだ。
素晴らしい潜入速度の桜花師匠(ほぼ陥落している)が、アマカエルに声を掛けると私の手から飛び立って・・全長5mに届く黄金の大蛙になった。
その大蛙に飛び乗る桜花師匠が「【自来也】あややを捕縛!」その声と共に私は何かに粘着され、気づけば自来也の口から頭を生やして桜花師匠を見上げていた。
「【自来也】の舌に捕縛された感想は?動けないでしょ?欲しいだろう?さあ、私の仲間になるのだ。さすれば自身の研鑽と召喚獣【自来也】の数多の特技を使って、君も忍者の頂に!」
胡散臭い広告のようなその言葉に、陥落したあやや。
翌日からは右肩に黄金のカエルを乗せて、ゆいと共に道場に入り浸るようになった。
だが・・汚泥は全く払えていない。焦らずにじっくり攻略しようと思う。
その後、自来也を見たうちの担任の仁科女史に「うちのクラスに爬虫類は駄目よ!駄目よ絶対!分かってるわよね?桜花さん」としつこくいわれた。
私も日々この世界を勉強しているのだ。テレビで見た・・前フリってやつだろ?
気に入っている仁科女史のために、ここは新作で答えねば!
その翌日、夜なべして作った(朝、二人にまた怒られた)金色のトカゲ【金蛇丸】を持ち込み、教室で巨大化させて仁科女子を出迎えた。
扉がスライドした瞬間、仁科女史の顔を金蛇丸にベロリと舐めさせた。仁科女史は素晴らしい金切り声をあげて悶絶&気絶した。
これが先生のお笑い芸か!?注目度抜群で、グッジョブだぜ!先生!
ちなみに【金蛇丸】はクラスメイト男女違わず「かわいい!」と大好評だったので、仁科女史の反対を押し切り、クラスのペットになった。




