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第44話 空膜となる液(バブル・バルーン)

バブル・バルーン

分類 汎用魔術

コスト 液体

属性 水


どんな液体でもシャボン玉のように膨らませられる魔法。

他の魔法と組み合わせれば芸術作品をも生み出せる。

黒男が指定した集合場所は何と校門前だった。

「おいおい、良いのかよ

俺らはともかく仮にもアンタは指名手配だろ?」

「何のことだ…?まあいい、さて説明しようか

車に乗ってくれ」


黒塗りのベンツに乗る。

中のシートはフカフカで思わず気が緩みそうだ。


「カズ、もし罠だったらどうする?」

「…逃げる手段は一応考えてある。心配すんな」

静かで上品な走りをしながら目的地へゆっくりと進んでいく。


車が目的地にたどり着いた

そこは港で大きな戦艦が停泊している。

黒男が電話で誰かと連絡を取ると入り口となる

橋が降り始めた。


「さて、ここからが本番だ

お前達には私を護衛しながら司令室を

目指してもらう」

「え?これお前のじゃないの?」

「…どうして私が戦艦なんかを持てる。

これは盗品だ、無論レンタル品だがな」

「レンタル品を…盗む?

わけわかんねえや…」


入った後は地下に入る扉を見つけると

階段を伝って降りる。中には見張りがそこいら中にいるせいか迂闊に進めそうな状況じゃない。


「見つからないように進むぞ

お前らに相手してもらうのはこいつらじゃない」

「本命は誰なの?」

「3階の館長室に繋がる場所にいるやつを捕縛する」


そいつが誰なのかを確かめるためにも途中で

変な騒ぎは起こせない。迷路のような館内をぐるぐる探索する。


だが遂に通り抜けられそうに場所に辿り着いた。

見張りの戦闘員は暗視ゴーグルを掛けており、魔法で切り抜けられそうにない。


「奇襲を仕掛けるぞ

俺が銃声を鳴らしたら一斉に攻撃しろ」

「待てそんないきなり」


バンっ!


「何だ!?」「侵入者だ!近くにいるぞ!」

場が緊張に包まれる時、死角から一貴が

アイス・トリシューラの石突(いしづき)の部分で

顎を狙い突き上げて吹き飛ばす。


液体(デスソース)をもフーセン状に膨らます魔法

空膜と(バブル・)なる液(バルーン)!」

百円玉サイズに広がる手に垂らしたデスソース

を風船のように膨らませる。


「カズ、伏せろ!」

そう言って風船を割ると部屋にいた全員に

デスソースが飛び散る。中には口に入った者が

悶絶する苦しみに捉えられた。


「お前…作戦としては良いけど

デスソースかけられるこっちの身にもなれよな!?」

「いーじゃん、相手は銃持ってるわけだし

そんなことよりカズ!早く残ったやつ倒そーぜ!」


トリシューラで峰打ちや殴打を繰り返しながら

大雑把に格闘技を使って吹っ飛ばす。

辺りは大混乱に包まれた。


「応援がくる…!上に逃げるぞ!」

「ちょっと待て!黒男どこ行った?」

「あいつ1人で先行きやがった!」


地下から上がれる階段を登ると

そこでも既に待ち伏せされていた。しかも肝心の

黒男はいない。


「投降せよ。今なら見逃せる」

「なら逃げる!」

「おっしゃあ!ここ地上階だから逃げ出せるわ!」


出口は目と鼻の先、一貴が冷気で視界を悪くすると出口に向かって走るしかし暗視ゴーグルを付けているのですぐに姿を捉えられた、と思ったら。


「フッ…随分と甘い。

変幻と現実(イリュージョン・)の取り替え(オーダー)は対策できんか」

「何!?貴様、2階に行ったはず…?」

「ああ行ったさ…だから立場を入れ替えた」

「てことはあの2人が今2階にいるのか!」


一方の2人。

出口から外に逃げれた思ったら2階の階段だった。


「やられた」

「あいつ確か結界を出す魔術使えるっけな」

幸いにも1階に応援で出向いている戦闘員が多いので2階は空に近い状態だった。


何事も無かったように3階に辿り着く、

司令室の扉を開けると女性が椅子に座っていた。

閲覧いただきありがとうございます!

デスソースはちゃんと別の魔法で洗ってますのでご安心を

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