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第36話 羊毛の加護(シープス・ハード)

シープス・ハード

分類 防衛魔術

コスト 羊のイメージと基礎魔法の一つ(インビショナル)

属性 木


羊毛とホコリを混ぜ合わせて

透明化の魔法を合わせて衝撃を消す柔らかな

アーマーを作る魔法だ。


ホコリが混ざっているが

あくまでも繊維の補強に使うので

菌や虫はカバーする際に死滅される

「なんかさー、もう根本がさ…アレだよな」

「頭のネジぶっ飛んでんのよな」

「そう、…まあそうだよな

(今コイツ平気でとんでもない暴言吐いたな!?)」

「んで一貴よぉ、なんかアテはあるの?

またなんか危険なことさせるんじゃない?」

「どうだか…」


野上は何故見逃したのか

そもそも何のために黒男は協力しろと言ったのか。


「あ、そうだ。皆に言っておくことがある。

アイツは参加しろって言うけど、外部からの

支援ってことにしような」

「あー、それは賛成。

責任問題に関わるような事があったら

先生に言いつけようぜ」

「もしかしたら野上先生は

俺らにモルモットになれって言ってんのかなー」


期末テスト期間…

部活は活動停止となり生徒は居残りが許可される。数々の事件で中間考査が中止になったので、

特別ルールとして期末考査の点数がそのまま

内申点として適用される。


主要五教科である国語、数学、理科、社会、英語に魔術が強制的に受けるテストの教科となる。

俗に言う副教科の保険、体育、家庭科、美術、音楽、技術はどれか一つを選択してテストを行う。


テストの仕組みを発表した時クラスは大いに盛り上がった。副教科の勉強を面倒と捉えていた者もいたので六教科だけ集中できるのはある意味ハンデとも言える。


「せんせー、

なんで保険と体育は別れてるんすか?」

「体育は主に身体能力の実技試験、

保険は性に関する知識の筆記試験に

なっているからです」

「マジかよ!?体育の実技試験てなにすんです?」

「えーと…たしかソフトボールの

紅白戦ですね。勝ち負けより楽しんだ者に

点数が与えられます」

「やるやる!おい!冥斗、晴樹!

応募しようぜ!俺内野やるわ!」

「はしゃぎすぎだろとっつんw

ま、それ聞いたら俺も体育の一択だわな」

「先に同じくw筆記よりも体動かしてー」


おおはしゃぎしているのは十鶴城大翔(とつるぎ ひろと)

珍しい苗字が某刑事の呼び方に妙にマッチしている。


「そうそう、長打を打てば点数が上がりますが

何分、羊毛の加護(シープス・ハード)が掛かったボールを使いますので、簡単には高得点にはなりませんよー、頑張ってね!」

「おもしれえ!やったるわ!

オイ!体育受けるヤツあつまれー!」


「カズ、お前どうするよ」

「うーん…昼飯代削れそうだし家庭科にするわ」

「はえー…堅実」

なお家庭科の試験内容も実技だ。

全学期調理実習しかなく、一学期は簡易な

朝食を作る事になっている。


「おにぎりと目玉焼きと…焼きウィンナーw

やばw簡単すぎるw」

流石に笑いを堪えるので必死だった。

一応偏差値で言うと50なので

何とも言えない気分だ。五教科とは関係ないが。


各それぞれが勉学に励む。高校生で習う数学は中学で習うものより高度なのはわかっていたが、

一つの問題を解くための式が長い。


「確率のこの式さあ…

マジでパターン多すぎなのよ」

「…あ、そうだここ着眼して…

パターン別にしようや」


現代文では文法の使い方がメインになる。

そこに古典の読み解きが大きく10点、作文で

10点だ。


「作文だりー!」

「そんなことより、ここの文読める?

一点から逆読みしても訳わかんねえ」

「俺もだよ…」


理解は物理だ。モーメントの計算とかいう

未知の領域に足を踏み入れるとは夢にも思わなかった。その他にも科学からは元素周期表を丸っと覚えなければならない。


「すいへいりーべーぼくのふね…

なあなあ、ナトリウムの後って何て覚える?」

「なあ曲がるシップスクラークか、だろ」

「なんやそれ…いや、それがベストやな」


社会は地理しか出ないが、それぞれの大陸の

成り立ちや産業、現代における問題を解いていく。


「ステップ気候とは何か答えよ」

「降水量は低め、生えてる草のたけは低めの

土地に見られる気候」

「正解!」


英語は時制や助動詞に加えて単語帳から300の30単語出題される。もはや運ゲーとも言えるだろう。


「文法も難しいけど300の30はえげつない…」

「確率10分の1ってのもアホらしいよな」


魔術は実技試験だ。基礎攻撃魔法や汎用魔術を

上手く発動できるかの試験と召喚魔術による

召喚獣のアピールと制御となる。


万一失敗したり暴走しても教員が止められる。

一応、事故なんかは今までに一度もなかったが

教員は不安だらけだ。


「…てことは、

俺はテストで初めて召喚を使うのか」

「だな、今まで1番多く危険な目にあったのに

おもしれーの」


テストは7月2週目の木、金曜日。

刻一刻と月日は流れていった。

閲覧いただきありがとうございます!

期末テスト!私はその期間思いっきり勉強サボってました。

だって部活のせいで週7登校だったから…

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