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第30話 地獄よりの招来(リライズ・アビス・ヘルズファミリア)

リライズ・アビス・ヘルズファミリア

分類 召喚魔術

コスト リライズ・アビスの一定量の経験と

    "王類"を召喚できる素質。

    また、運動部の練習を7時間以上やりきる体力

属性 全


リライズ・アビスを使い、召喚獣と心を通わせると

やがてより強い存在がマスターに興味を抱く。


より強い存在とどんどん出会い、ある程度の領域に達すると、この王類を召喚できる魔法を使えるようになる。

攫われた一貴達を助け出す為、敵本拠地に乗り込んだ野上と警察隊。生徒5人と教師の身の安全を確保したが、一貴だけが見つかっていない。

中に入って操作するべく、立ちはだかる暴走族を殲滅しなければならない。


「なかなかやる…!」

「相手は束縛のプロだ!

 多人数、多方面で向かいうて!」

魔術戦闘のプロである警察だが、予想だにしなかったマシンビーストによる反抗に苦戦する。

空を飛び、火を吐く物もあれば、複数の銃口から弾丸を放つ物もいる。お互いに一歩も譲らない状況だ。


「まさかここまで派手に厳しいミッションだったとはな… 運営もクソみてえなことしやがる!」

「ん?運営?」

「しまった…!言ってしまった…」

「バカ!なんで言うんだよ!

 ヤバいぞ、外部に漏れた時のペナルティーって…」

「お前こそ慌ててどうする!

 てかここまで話したらもう引けないって!」


黒男や鬼島達が参加している物資納品のリアルミッションこと"ゲーム"。人も納品できるが、ルールの一つに外部への口外、または漏洩を禁止するといったものがある。


また、鬼島達は更にもう一つルールを破っている。それは第三者への暴行、殺害(未遂も含む)を禁ずることだ。攫う対象を眠らせる、罠にかける事はセーフだがそれ以外の人間に危害を加えるのはアウトとなる。


情報が漏洩した際のペナルティーは最低1週間程の行動禁止やポイントの没収がある。そして第三者への危害は特に重い。レンタル品の没収や参加権の剥奪などがある。


「聞いた以上生かしては帰さねえ。

ここで全滅にするまでだ。何しろここは本拠地…

兎にも角にも引けねえ状況ってなあ!

やれ!マシンドレイク!」

ドレイク型のマシンが咆哮をあげると

口元に火球を作り、巨大化させて落とす。


「ぐぅ!?…うおおお…!」

「車にも動物に変形できて意思もある…

なんかアメコミで見たことあるよーな…!」

物凄い熱プラズマと衝撃波が警察隊を襲う。

しかし防衛魔術を駆使してなんとか防ぐ。


「オルァ!よそ見してんじゃねえぞ!」

イーグル型とファルコン型が風を起こし、一瞬で視界をクリアにするとライノス型とオオスズメバチ型猛襲の勢いで突進する。


「うわあっ!」「うおお!!?」

何人かは逃げ遅れて直撃し骨折や打撲などの重症を負ってしまった。なんとか戦場を離れようにも

マシンビーストが包囲網を張っており、下がろうにも下がれない。


「いっ…てぇ…」「クソ!完全に囲まれた!」

応援の舞台をあらかじめ呼んでいたので更に増援の舞台が来る予定だったが来ない。


「応答しろ、今何処にいる!?」

「すんません!迂回ルートで厄介な輩に

絡まれてます!しかも腕前も中々に…!」


増援の部隊が来る事は想定済みだった。

しかし立地を考えるとここまでルートは

かなり厳しいものとなっている。


暴走族はこのルートを完全に把握している。

またどこで一本道になるのかも知っているのだ。

地の利は既に作戦開始から暴走族側にあり、

警察はもはや絶対絶命となった。


「分隊を殲滅して俺達は燃料補給。

終わったら細切れに増援を到着させて

また殲滅。まさに無限ループってなあ!

ヒャアーハッハア!!!」

「ということは…最初の一隊が全ての運命を

決すると言うことなのか!?なんてことだ…!」

狼狽(うろたえ)出す警察。一人残さず殺される、

後から到着した部隊も一人残らず殺される…

何を伝えても意味がない、誰をどんなに呼んでも

問題は解決しない。


「うむぅ…まさかここまで考えられていたとは」

「牡牛刑事、"手加減"はここまでにしましょう。

彼等は十分にやってくれましたし、

私もそろそろ魔力がもちません」

「ウワッハッハ、そうだな…ワシもそろそろ

暴れ出したくてウズウズしております故に」


野上が地獄(リライズ・)よりの(アビス・)招来(ヘルズファミリア)を使うと地面に大きな黒い魔法陣が描かれる。

同様に牡牛も天界(リライズ・)よりの(アビス・)招来(ヘブンズファミリア)を使うと背後に大きな白い魔法陣が浮かび上がる。


「我が魂の怒りに応え、顕現せよ!

(大皇帝アスモデウス)!」

「天空世界より、執行の雷をいざ落とさん!

(神罰竜テュポーン)!」


夕焼け色の大空に暗雲が掛かる。

大地に敷かれた黒い魔法陣には皇帝の顕現を祝すかのように炎の装飾が現れ、荒ぶる。

空中に浮遊する白い魔法陣には嵐が吹き荒れ、

執行者の登壇に敬意を払うように強さを増す。


やがて玉座に座った暗黒の悪魔と潔白の羽毛を持つ6つの大翼の竜が現れ咆哮した。


「な、な、なんだとおおお!!」

「バカな!あれは"王類"!?

 どうして召喚できるんだァ!?」

「怯むな!ここを落とされたら俺達は終わりだ!

なんとしても止めろ!絶対にだ!」

閲覧いただきありがとうございます!

前書きの"王類"については今後作中で説明があります。

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