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1-1話

 再びサイトにアクセスした。

『ようこそユメオさん』

『また会えてうれしいよ』


 リストから適当に新しい話を選択した。

『これにする?』

「はい」

『探偵はいない。7つの基本ルールは順守』

『ルールの確認する?』

「はい」


 基本ルール 七原則

・推理に必要な情報は描写される

・超能力、超常現象、未知の薬や兵器は登場しない

・嘘をつくためには理由が存在する

・犯人は作中に登場している

・証言による描写が全て正しい必要はない

・登場人物が普通と著しく異なる価値観を持つ場合はその断片が描写される

・探偵役を出す場合、それは犯人ではなく、嘘をつかない


『それじゃ、準備はいい?』

「はい」


 始めると黒地に白い文字で画面中央に文章が現れた。


 これは証拠、証言に基づいて再現された物語フィクションです。


----------------------



タロウ「よし、到着だ」

ジロー「サイドブレーキは?」

タロウ「引いた」

ジロー「ギア」

タロウ「Pパーキング

ジロー「サイドミラー」

タロウ「閉」

ジロー「輪留めは不要」

タロウ「チェック」

ジロー「窓」

タロウ「全部閉」

ジロー「それじゃエンジンオフ」

タロウ「エンジンオフ」

 タロウはターンキーを回すとエンジンが停止し、体への振動が消えた。

カエデ「ふわあ…」

 後部座席からセイジとカエデが出てきて腕を伸ばし、深呼吸をしていた。

セイジ「要るのかこんな厳密なチェック?」

ジロー「こいつには要る。Dドライブのまま降りようとしたんだぞ」

タロウ「もう大丈夫だって」

セイジ「ま、あと3、4回くらいやっとけ」

 パキキと枝が折れる音がし、4人が振り返ると車が近づいていた。セイジが手を振って停めてある車の横に誘導した。

 車が停止し、3人の女性が降りて来た。

アヤミ「ふー、疲れた」

サクラ「立派な建物…」

レイカ「写真撮っていい?」

タロウ「いいよ別に。でも念のため、ネット上で不特定多数に見せるのは無しで。泥棒入られても困るからな」

レイカ「じゃ、友達にだけ見せるよ」

 レイカとサクラは写真を撮り、車から荷物を出した。


 タロウは木の枝を拾って玄関前の蜘蛛の巣を取り、持ってきた鍵で扉を開けた。カエデが荷物を持って建物に入るときには、タロウは玄関から入ってすぐ左のトイレに行き、ブレーカーを上げて建物に電気を行き渡らせた。

カエデ「奥が俺たち、手前が女性陣の部屋」

レイカ「私たちが手前ね」

 建物は1階建てで、急角度の屋根の下には屋根裏がある。屋根裏には窓がなく、真っ暗な中を電気や通信の配線が走っている。真上から見下ろすと長方形の形をしている。1階の真ん中に東西に伸びる廊下があり、うち、東にある玄関から近い北側の2室が和室で、玄関に近い側が女性陣、その横が男性陣の部屋となっている。部屋はほぼ同じ構造だが、男性陣の部屋の押し入れの上には屋根裏に行ける。玄関からは女性陣の部屋の壁で視界が遮られ、廊下を少し南に進むと廊下の先が見えるようになる。なお、その地点から南側にトイレがあり、その西側には洗面室と風呂場がある。

セイジ「暖房入れようぜ、風邪引くぞ」

タロウ「ボイラーのスイッチ入れてくる。俺の荷物部屋に運んどいてくれ」

セイジ「了解。早く頼むぜ」

カエデ「クーラーボックスの中身は冷蔵庫だよな。廊下の突き当りを左だっけ?」

タロウ「そうだ。左にキッチンがあって、冷蔵庫もある。車から全部降ろした後で入れといてくれ」

カエデ「了解。セイジ、手伝ってくれ」

セイジ「ええー、いいよ」

ジロー「ボイラー室に俺も行こう。灯油入れないとな」

タロウ「それじゃ行こう。こっちだ」

 タロウとジロウは廊下を西に進み、書庫と倉庫の横を通り過ぎてボイラー室に来て扉を開き、明かりをつけた。

 無機質なコンクリートと配管が2人の視界に入った。白い箱状のボイラーの表面には埃が薄っすらとかかっていた。

タロウ「灯油タンクはその扉の奥だ」

ジロー「明かりがついてるが、点けっぱなしだったのか?」

タロウ「この部屋と同じスイッチだ」

ジロー「ああ、そういうことか」

 ジローは灯油を持って部屋に入り、辺りを見渡した。タロウはボイラーを目視で確認して、異常がないことを確かめ、奥の部屋に入った。同じくコンクリートの部屋で、隙間から冷気が入っている。

ジロー「これか?」

タロウ「それだ」

 ジローは顎でタンクを指し、タロウは首を縦に振った。タロウは蓋を開け、ジローが灯油を注ぎ、注ぎ終えるとタロウが蓋を閉めた。

ジロー「これはどうする?」

 ジローは灯油缶を手に尋ねた。タロウは栓を開け、ジローの方を向いた。

タロウ「帰りに持って帰ろう。とりあえず、その裏口横に置いてくれ」

 この部屋は裏口があり、そこから直接外に出ることができる。ただし、扉の外側は落葉した蔦が半分ほどを覆っている。また、駐車した場所まで草の生い茂る道を通らなくてはならない。

ジロー「了解。忘れないようにしないとな」

 ジローは缶を置き、タロウの差し出した布で手を拭いた。

 2人は部屋から出て、タロウがボイラーの電源を入れた。燃焼が始まると大きな音がした。

タロウ「よし、問題なさそうだ。うるさいから出よう。次に来るのは帰る前」

 2人は部屋を出て明かりを消し、洗面台へ向かった。

タロウ「建物全体を温めるから、時期に暖かくなるはずだ」

ジロー「暑すぎる場合は?」

タロウ「部屋にあるパネルヒーターの設定を変えれば温度上昇しないようにできる」

ジロー「分かった。女の子たちにも伝えておかなきゃな」

 2人は洗面台に来てお湯を出して手を洗い、灯油や埃の汚れを落とし、男性陣の部屋へ入った。


 タロウとジローが設定している間にカエデとセイジはクーラーボックスの中身である食材を冷蔵庫に入れて男性陣の部屋に戻ってきた。

 そしてタロウとジロー以外の5人は布団を広げたり、荷物を取り出したり、スマホを見て一休みしたりしていた。


 タロウとジローは女性陣の部屋の前に来て襖をノックをした。

アヤミ「はーい」

タロウ「ボイラーを入れたから暖房が使えるようになった。ちゃんとつくか確認したいから入っていいか?」

アヤミ「ちょっと待って」

 タロウとジロウが廊下で待つ間、アヤミとサクラとレイカは、荷物を鞄に戻したり、キャリーケースの蓋を閉めた。

アヤミ「いいよ」

 アヤミは部屋の中から襖を開け、タロウとジローを招き入れた。

 タロウは壁際にあるパネルヒーターに近づき、スイッチを入れて温度を調整した。

タロウ「今は"高"に設定してある。温まってきたら"中"や"低"にしてくれ」

レイカ「すごーい、初めて見た。エアコンは使わないの?」

 レイカは窓の上についているエアコンを見て示した。すぐ横は部屋の角で、二等辺三角形を作るように斜材の木の柱がある。

タロウ「エアコンもあるけどあれは基本、冷房用」

レイカ「そうなんだ」

サクラ「ありがとう。これで温かくなるね」

タロウ「それじゃ、また17時半にリビングで。あと30分くらいか」

ジロー「向かいの南の部屋な」

アヤミ「これから入ってもいい?」

タロウ「別にいいよ。夕飯の準備をその時間から始めるっていうだけだから。テレビあるから見てもいいよ」

アヤミ「分かった。もうちょっとしたら行くかも」

 リビングは廊下の南側にある部屋で、東に風呂場、西にキッチンに挟まれた大きな部屋だ。

 タロウとジローは部屋を出て隣の男性陣の部屋に戻り、座り込んで一休みした。タロウはこの時にペットボトルのお茶を飲み、空になった。

タロウ「(後で洗面台に持って行って洗って干しておこう)」


アヤミ「もう行かない?部屋も見ておきたいしさ」

サクラ「うん、行こうか」

レイカ「その前に写真撮ろ。夕飯飲むでしょ?その前にね」

アヤミ「いいよ。でもレイカ、酔ってたって撮るんじゃない?」

レイカ「まあね」

 3人は集まってポーズを取り、レイカがスマホを持って手を伸ばして写真を撮った。

 写真には3人の他、開いたバッグが映っていた。黒い筒状の口紅や折れたレシート、よれたチューブ式のハンドクリームが見える

レイカ「ちょっと、それ閉めるか、場所変えて」

アヤミ「はいはい。(レイカは細かいな)」

 アヤミはバッグを閉めて移動させた。

レイカ「じゃ、もう一回。はい、チーズ」

 再び何枚か写真を撮り、3人はスマホを見て確認した。3人の他は、木目に黒い取っ手のタンス、コートや手袋のかかったコート掛けの一部が映っていた。そして最もいいと思うものをアヤミとサクラは転送してもらった。

サクラ「じゃ、行く?」

アヤミ「だね」

レイカ「先行ってて、お手洗い寄ってから行く」

 3人は部屋の明かりを消して部屋を出た後、レイカは廊下を渡ってトイレに、アヤミとサクラは廊下に出てすぐのリビングに入った。

 扉は開き戸で、入って右手奥にキッチンがあり、正面には大きなテーブルと8つの椅子、左手にはソファと積まれた座布団、そしてテレビ棚の上にテレビがあった。ラジカセはテレビと壁の間に置かれていた。使用時の定位値ではなく、片付け場所である。

 カーテンの横に折りたたみの机が2つ重ねて、その横に8つの木製の椅子が2つずつ重ねて並べて置かれていた。

サクラ「寒…ヒーター入れよう」

アヤミ「あれね」

 2人はカーテン横の壁にあるパネルヒーターに近づいた。

アヤミ「なんだ、もうついてる」

サクラ「温度上げられそう?」

アヤミ「うん、最大にしよう」

 アヤミはつまみを捻って温度を上げた。

アヤミ「窓開いてたりしない?」

 アヤミとサクラはカーテンをめくって窓を見た。窓の外はサンルームになっているが、暗くてよく見えない。

 背後でドアの開く音がして、2人が後ろを見ると、レイカが部屋に入ってきたのが見えた。

レイカ「何か変な臭いしない?」

アヤミ「そう?」

サクラ「ちょっとね。長いこと閉め切ってたから?」

レイカ「夕食に影響ないといいけど」

サクラ「でも寒いのもね」

アヤミ「どうしよう。料理になったら換気扇点くよね」

レイカ「火を使うからそうだね」

サクラ「ねー」

 3人はヒーターの前でその後も話し続けていると、ドアが開き、タロウ、ジロー、セイジ、カエデの4人が入ってきた。

カエデ「何か臭わないか?」

タロウ「確かに。夏の間に熱で傷んだか?」

カエデ「そんな暑くなるのか?」

タロウ「都心部よりかはマシだけど、それなりに」

 レイカが4人の近くに駆け寄ってきた。

レイカ「やっぱり何か臭うよね」

ジロー「窓開けりゃいいだろ」

レイカ「寒いけどいいの?」

ジロー「ずっと開けるわけじゃないし、何ならヒーターの側にいればいい」

レイカ「だよね!」

タロウ「じゃ、そっちを頼む。俺はここを開ける。サンルームも開けないといけないから分かりにくいだろう」

セイジ「それくらい誰だってできそうだが、まあいい。開けてくるよ」

 タロウはカーテンを少し開け、窓ガラスを引き、サンルームに出た。サンルームの窓を開ける際に埃が舞い上がり、ズボンに付着した。裾を手で払った後、部屋に戻りカーテンを留めた。

タロウ「しばらくこうしておこう」

 セイジはキッチン横の窓を開けた。こちらも埃が舞い、セイジはくしゃみをした。鼻をこすった後、蛇口を捻って手を洗い、タオルで手を拭いた。

 ジローはキッチンペーパーを水で濡らして窓の側を拭き、カエデはキッチン台を同様に拭き、ごみ箱に捨てた。


 レイカがキッチンへやってきた。

レイカ「私もやるよ。焼いたり炒めるの得意」

カエデ「それじゃ、小麦粉炒めるのを頼む」

レイカ「任せて。バターはこれで、小麦粉はこれね」

 レイカはフライパンをコンロに置き、火をつけてバターを溶かし、小麦粉を炒めた。セイジは米を炊飯器に入れた後、玉ねぎの皮を剥いて切った。カエデはしめじを切った後に鍋に入れて煮始めた後、ニンジンとジャガイモの皮を剥いてセイジに渡した。

ジロー「手伝うことはあるか?」

セイジ「こっちはこれ以上いても狭いしな。シチューの仕込みが終わったら、サラダ作るの交代してくれ」

カエデ「あとローストビーフ切るのもな」

ジロー「了解。そういうわけだ」

サクラ「サラダとローストビーフね、分かった」

アヤミ「盛り付けにセンスが要りそうな方か。私で大丈夫かな?」

サクラ「何言ってるの、アヤミなら大丈夫だって。それより私の方が…」

アヤミ「サクラなら大丈夫大丈夫。私なんてこの前…」

 アヤミとサクラはエピソードを交えて自分を卑下しながら、相手を互いに褒めあった。

タロウ「(何やってんだこいつら…)」

ジロー「もうそろそろ閉めてもいいんじゃないか?」

タロウ「ああ、そうだな。こっちは閉めてくる」

 タロウはサンルームに出て窓を閉め、リビングの窓を閉め、カーテンを閉めた。

 その後、フライパンに牛乳と塩とナツメグを入れてソースを作り、もう一つのフライパンで肉を焼いて香ばしくしてから、鍋に具材を全て入れ、ソースを加えて煮込み始めた。

セイジ「後は待つだけ。交代だ」

 セイジは手を洗い、窓を閉めてキッチンから離れて椅子に座った。カエデとレイカはフライパンを洗った後に手を洗ってキッチンから離れて椅子に座った。

 ジローとアヤミとサクラは台所で野菜や肉を切ったり、盛りつけたりした。タロウは棚からコップを出し、2Lのペットボトルのお茶を冷蔵庫から1つ出してその横に置いた。その後、アルミ缶のビールやカクテルを冷蔵庫から出して机に置いていった。いずれも未開封である。

 サラダや前菜の盛り付けが終わり、机に運ばれてきた。

カエデ「米は後何分?」

ジロー「見て無かった。分かるか?」

アヤミ「あと5分」

ジロー「食べるの最後だよな。もう始めね?」

セイジ「いいよ。そうしよう」

 セイジを筆頭に同意を得られたので、始めることにした。各々が酒を選び、席についた。

レイカ「そうだ!鍋の火を止めてくるね」

タロウ「ああ、お願い」

 レイカは立ち上がって火を止め、換気扇を止めてきて、席に戻った。

 タロウがそれらしい挨拶をした後、乾杯の音頭を取った。

タロウ「おつかれ、乾杯!」

 全員で乾杯して、飲み始めた。

 遠慮しがちな話から始まり、慣れとアルコールの影響で徐々に遠慮が無くなってきた。


 サラダと前菜が無くなりかけてきた。

カエデ「そろそろ鍋温めるか」

サクラ「よそうの私も手伝う」

レイカ「ん~?、よろしく~」

タロウ「そんなに飲んでないよな?」

アヤミ「レイカはお酒弱いから」

 カエデとサクラはキッチンに行き、シチューとごはんを配膳する準備をした。

サクラ「あっ、ごめん」

 サクラが深皿を取ろうと手を伸ばすとカエデの手に触れた。

カエデ「ああ、こっちこそ悪い。はい、これ」

 カエデは皿を持ってサクラに渡した。

サクラ「ありがとう」

 カエデはサクラが皿によそったものを受け取り、空の皿を渡して…を繰り返し、皿2枚によそい終わったら机の方へ運び、往復した。

カエデ「これで最後か。俺たちも席について食べるか」

サクラ「うん」

 2人は席に戻り、夕食を続けた。


 最後に、タロウが冷凍庫から小さな袋入りのアイスを出して、机の上に置いた。

セイジ「デザート付きか。洒落てるな」

ジロー「女の子たちがいなきゃ無かったかもな。感謝感謝…」

アヤミ「では功労者としていただきます…なんてね」

 その後、アイスを食べ終え、皿を片付けて水桶につけた。

タロウ「あっちの座布団で一休みしたら洗おう」

カエデ「そうだな……XXXXら?」

レイカ「XXXXっけ」

タロウ「何て?」

 2人が同時に喋ったので、聞き取れなかった。

レイカ「そっちからお先にどうぞ」

カエデ「洗うの罰ゲームにしたら?折角だから」

レイカ「私はいいよ」

タロウ「まあ、それもいいか。それでレイカは?」

レイカ「風呂ってどういう順番の予定だっけ?」

タロウ「先に女性陣で、後から男性陣の予定だが…。女性陣の中で誰から順に入るかは、そっちで決めてくれ」

レイカ「了解。覗いちゃだめだよ」

タロウ「しねえって」

レイカ「アヤミや私はともかく、サクラは気が弱いから黙ってそう、なんて考えちゃ駄目だよ」

タロウ「しないって言ってんのに。不愉快に感じるぞ」

レイカ「ごめんなさい。悪ノリが過ぎたね」

タロウ「仕方ないな。今回だけだぞ?」

レイカ「はーい」

カエデ「もう10回くらい聞いた気がする」

タロウ「細かいことはいいんだよ」

カエデ「はいはい」

 7人全員が座布団に座って囲み、カードで遊んだり、4人戦のテレビゲームで交代で対戦したりした。

ジロー「てめー、降りてきて戦えや」

セイジ「そういう戦術のキャラじゃないんで」

レイカ「隙ありっ」

 セイジのプレイキャラの真下から攻撃が当たり、吹き飛んで転がり落ちていった。

セイジ「げっ、何しやがる」

ジロー「ナイスだレイカ。くらえっ」

 セイジのプレイキャラは攻撃を受けてコミカルに吹っ飛んで行った。

タロウ「アッハッハ、早すぎ」

サクラ「フフ…」

 彼らは笑いが絶えることなく、時間を忘れて遊びつくした。


 朝5時頃。

タロウ「…もうこんな時間か。少し寝よう」

カエデ「だな。ここじゃ体痛くなりそうだから布団で…」

ジロー「ちょっと顔ってか目を洗ってくるわ」

アヤミ「あー、眠いような目が覚めるような…」

 カエデは寝ているサクラ、セイジ、レイカを起こして布団で寝るように指示した。

 ジローは洗面台に、サクラはトイレに、レイカは冷蔵庫の方に寄り道してから、それぞれの部屋に行って眠りに就いた。

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