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TS 転移しまして、吸血姫  作者: 猫月白夜
5/10

5

やっと着いた!

街に入るのには沢山の人が並んでいて、しばらく待たないといけないらしい。

しかし、日が上がっているときに着いて本当に良かった。


あぁ、ちなみに俺は黒髪黒目で八重歯が出てないように偽装してる。魔法の中でも吸血鬼の皇族でしか使えないような、最強のやつを使って。

「お次の方~。」

「アオイ、俺らの番だぞ。」

「あ、ごめん。」

門番の前に行くと門番が固まっていた。

「あの~、大丈夫ですか?」

「はっ!いえ、何でもありません。すいません。」

そう言いつつも、俺の顔をガン見してくる。

なんだかな~。

「あの、早くしてもらいたいんですが。」

リュウが声をかけると、ひっ!と言いつつも、やってくれた。

身分証がない人は金を払えば入れてくれるらしい。

ちなみに、金はどこから出てきたのかというと管理者が俺の《時の間》に大量に突っ込んでいた。

城が買えるレベルだった。

多すぎだろ。しかも、リュウの腰には小さなメディスン・バックの様なものが着いていたんだかが、それが《時の間》の能力がついた簡易型のものになっていて、その中にも大量に入っていた。

多すぎだ、管理者!


まぁ、そんなことで無事に入国出来た。

「まず、ギルドからいくか?」

「そうだな、場所も聞いたし行くか。」


歩いていくと、ドン!と言う感じで城の次に立派そうな建物が出てきた。

「あれだな。」

「興奮してきたぜ!」

「そうか?マンガの読みすぎだろ。」


目の前に着くとさらに迫力が凄かったが、リュウは気にせずどんどん前に進んでいった。

ドアを開けると中は想像以上にキレイだった。


カウンターがあったのでそこに向かう。

「いらっしゃいませ。

初めての方ですよね?」

「はい。登録をしたいのですが。」

「分かりました。」

机からごそごそと紙を二枚取り出す。

「お二人ともで良いんですよね?」

「はい。アオイ、良いよな?」

「うん、問題ないけど…。

登録したら、必ず依頼を受けなきゃいけないとかはないですか?」

「それは、ないですが、冒険者の特権を受けられません。身分証明書になるくらいですかね。」

「なら、大丈夫です。」

「では、これにお書きください。」


書く欄は性別、種族、名前、職業だけだ。

ちなみに本名でなくてもいいらしい。

俺は性別 女

  種族 人間

  名前 アオイ

  職業 魔法師


…性別に女を書くときに手が震えた。


ちなみにリュウは

性別 男

種族 鬼

名前 リュウ

職業 侍

と、書いていた。


「これでよろしいですか?」

「はい。」

「では、カードを作っている間暫しお待ちください。

そこの冊子に詳しいことは載っておりますのでぜひ、ご覧ください。」


そう言うと、受付嬢は奥に入っていった。


ペラペラと冊子を捲る。

「アオイ、ランクCには直ぐなれそうだな。」

「そうだろうけど、俺には無理だぞ。」

「そう言えば、かくしてるしなぁ。」


ドタドタ!

「お~い!そこの嬢ちゃん!黒髪の!」

2階からおっさんが降りてくる、周りを見渡しても俺とリュウ以外には黒髪はいない。

「なぁ、リュウ、俺を呼んでるのか?」

「そうだろ。」

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