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25話:レイドは魔法を練習する

異世界恋愛はやはり強敵だ!

ポイントがえげつないよぉ……


今日は書けそうでしたらもう一回更新します!

更新するんだったら夜になりそうです。


19時時までに更新がなかったら「WINGの体力が持たなかったのか」と思って

そっとしてあげてください。

 出発から一週間。

 レイドとリリスは何事も無く順調に暗黒山脈へと向かっていた。


 着々と進んでいったのだが……


 グルシャァァァァァア!


 体長3メートルはありそうな巨大なゴリラの姿をした魔物、ビッグガリラであった。

 レイドとリリスへと敵意を剥き出しにし丸太の様な太い腕を二人へと振り下ろした。


 そして拳は――レイドの手の平によって受け止められ、そのまま蹴りを脇腹へと叩き込むと弾丸の様な速度で森の中へと帰っていった。

 いや、還ったと言った方が正しいだろう。


「さあ行くか」

「ん」


 そのまま何事もなかったかのように二人は歩を進めた。

 暗黒山脈に近づくにつれて魔物の出現が多くなってきた。


 だが結果は変わらない。この程度の魔物に二人が苦戦することは一切なかった。


「暇だな。歩きながらでも魔法の練習でもしよう」

「それがいい」


 レイドはリリスの指導の下魔法の練習をしていく。


 レイドが人間の魔法を学んだ時は呪文を言わなければ魔法が発動しなかった。

 だがリリスの話を聞くと呪文や詠唱などの必要は無いらしい。


 その話を聞いていくと要は想像力、イメージのようだ。


 人間達ではそれを無詠唱と言う。

 


「イメージ?」

「そう。思い浮かべる。そのイメージが強ければ強いほど威力が高くなる」

「なるほどな」


 数時間後。

 試行錯誤の末、レイドは初級の魔法火球(ファイヤー)を使う事が出来た。

 魔力の流れを掴み、レイドはある程度はコツを掴んできた。

 すると数時間前に倒したのとは別のウッドガリラが現れた。

 同じように敵意を剥き出しにして殴りかかってくるウッドガリラ。


「さて試し打ちとするか――火球(ファイヤー)


 人差し指を向けて放った。

 そのままウッドガリラに当たるがダメージは微々たるものだった。


「最初はそんなもの」

「ふむ。少し思考を変えてみるか」

「?」


 リリスは分かってはいない。

 拳を避けて再び放つ。

 今度は魔力の供給を多くしさらに圧縮して放った。


「――火球(ファイヤー)


 今度は弾丸の様な速度で飛来しビッグガリラの頭部を破裂し、さらに森へと飛翔し大爆発した。


 この威力はさすがのレイドですら予想外であった。


「……凄い」

「少し込める威力を上げただけなのにな。俺も驚きだ」

「流石勇者」

「元だ」

「元勇者」

「ああ。だが今はこれしか使えないがな」

「旅の間は教える」


 妙な言い回しにレイドは聞き返した。


「旅の間?」

「そう。帰ったらイリーナに教えてもらうといい。イリーナは属性魔法が得意」

「そうか。ならそうしよう」


 そのまま二人は暗黒山脈へと進んだ。


 それから約一週間。

 二人は暗黒山脈の麓へと辿り着いた。


 この約一週間の間、レイドは初級魔法の火球(ファイヤー)のみで戦い極めていった。

 そして現在。


 目の前に複数の魔物の集団が迫ってきていた。その集団に向けて人差し指を向けて――


「――火球(ファイヤー)


 小さな圧縮された炎が集団の中心へと放たれ――大爆発し小さなクレーターを残し魔物の集団は消滅した。


「凄い成長」

「それは同感だ。だがリリスのお陰でもあるぞ?」

「私?」

「ああ。説明が分かりやすかったからな」

「なら良かった」

「では行こうか」

「ん」


 二人はそのまま暗黒山脈へと足を踏み入れたのであった。





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