対象Nに関する調査プロジェクト(更新日時2024/11/20)
プロジェクト責任者:ジョン・ハッブル
調査記録.2411
N計画は災害記録-9907を発端とする人類の存亡を懸けたプロジェクトです。
この事態を放置しておけば重大なインシデントを引き起こす可能性が高い為、発足されました。
しかし結果は下記の通りです。
第一次調査。1999/07/14。失敗。
第二次調査。2006/12/26。失敗。
第三次調査。2009/04/03。失敗。
第四次調査。【検閲済】
第五次調査。2019/07/08。失敗。
第六次調査。2022/01/31。失敗。
第四次以外の調査に関しては記録の閲覧許可が出ています。閲覧を望むメンバーはプロジェクト責任者に申し出てください。
又、第四次調査記録はその機密性により如何なる理由であれ公開されるべきではありません。質問等はプロジェクト管理者にお願いします。
いずれの調査も失敗に終わっています。全てが事後調査であり、現場から調査を進める物品はほとんど回収できていません。
その中から調査事象と関連すると思われる物品は三つに絞られました。
物品A。生物の爪。第一次調査にて回収。損傷が激しく何の生物かは特定できておらず遺伝子データも既知の生物とは合致しない。
物品B。血痕。第二次調査にて回収。こちらも同様に特定に至っていない。奇妙な事に遺伝子情報が見つからない。
物品C。未知の言語で記された古本。第六次調査にて回収。独自の儀式について書かれていると推測される。
劣化状態から推定で5世紀以上前の時代の物と推定され、対象Nとの関連性が疑われるものの何らかの重大な資料となりえる。
現状の成果で言えば殆ど進展していません。限られた情報から新たな手掛かりを出すにも限度があります。
ですので、第四次調査の記録開示は調査の進展を大きく助けるものになります。(留意すべき点として調査員は第四次調査後に全員の総入れ替えが行われており、
第四次調査で前任者全員が殉職しています。その後、第六次調査終了後から調査員の再編成をした後の現メンバーとなります)
第七次調査は2024/11/11、この記録作成日の翌日になります。調査結果が判明し次第、この記録に追記します。
現メンバーとしては今回が初の調査となりますが、各員のそれぞれが高い技術を要するスペシャリストです。何かしらの成果は自ずと出るでしょう。
各員の検討を祈ります。
2024/11/10 プロジェクト責任者 ジョン・ハッブル
ここからは個人的な質問になります。アーカイブには残しません。
色々言いたいことはありますが、まずこの調査プロジェクト自体についてです。
前任者が既に居ないため、引継ぎは一切出来ておらずかつての資料が殆どが失われていること。
対象Nを調査するという目的以外の情報がプロジェクトメンバーに開示されていないこと。
それらに対する対策が一切行われていない事、数えるほど疑問が浮かび上がってきます。
白神管理官、プロジェクト発足時からの管理者としてこの状況にどのような意見を持っていますでしょうか?
次の第七次調査はマリアナ海溝ですが、この場所を調査する明確な目的を開示していただけないでしょうか?
我々は一体何をしているのですか?
何の為に対象Nらを調査しているのですか?
あの事件を契機に世界に何が起こっているのですか?
第四次調査のような結果を望んでいるのですか?
その全てが開示されることを切に願っています。
追記:第七次調査においてジョン・ハッブルを含めた調査員の八割が殉職しました。追って人員を補充します。
又、第七次調査記録も第四次調査記録と同様に公開されるべきものではないと判断したので今後一切公開されません。
生存した調査員は全員拘束後に適切な手段を以て処遇を決定します。(実施済)
2024/11/20 ディノープ第四支部主任兼所長 白神管理官




