設定 補足 2話時点
「人物紹介」
西幸 弘太
今作の主人公。黒髪の15歳。身長は175cm。過去に悲劇がいくつかありそれからは感情を出さなくなった。ハンドガン、ナイフ、長刀などを使って戦う。素手での戦闘も苦手ではない。運動力は言うまでもなく、学力は割と高め。任務に関係ない者は殺さないが殺さないといけない者は誰だろうと殺す。数多の戦いの中で重症することもあり、身体の4割は機械化、食欲や性欲は機能する部位を失ったことで完全に消えた。1話の時に研究施設の敵の人数を確認した時も、耳は機械化したことにより可能になった。
相原 柳
31歳。183cm。弘太のことは昔から何回か会い支援もしているが彼の状況は悪化してしまうことが起きすぎて仲は良くない。ハンドガン、ナイフ、短刀、投擲武器で戦う。
ヴィオ・バロック
弘太たちより前の時代の能力者。この頃は能力者は割と居たため、現在は暇を持て余す日々を送っている。一応、弘太の祖先である。マスケット銃、レイピアなどを使って戦う。不器用なりにバイオリンを嗜む。
アリー・ベカット
ヴィオの妻。ヴィオと同様弘太の祖先にあたる。
幸雪 零華
今作のメインヒロイン。だからと言ってこの章で活躍をするわけではない。弘太とのことを不思議と気にかけている。黒髪のロング、作業などをするときはポニテ。
海導 和樹
黒髪のクラスメイト。この章ではあまり出ない。運動は多少は得意らしい。
三田口 慶
巨漢な体格の茶髪。手先が器用。こちらもこの章ではあまり出ない。
琴木 彩織
内気なメガネっ子。情緒不安定。勉強は得意。こちらもこの章ではあまり出ない。
津田 命
無口な子。何を考えてるかよくわからない。時々、何かを悟ったような顔を見せる。
「世界観等」
現代とあまり技術に大差はないが創無に昔から襲われてるので技術体系は変わっているところはあり、文化なども一部同様である。
紛争などは起こってるが創無と言う存在がいるおかげでそこまで大きな戦争は起こっていない。
実は2回ほどホントに滅ぼされかけたが、2回とも肝心なところは阻止されている、中世の時代と15年前である。この2回の攻撃で能力者は著しく減少し、担当区域を1人でやらなければならない事態となってしまった、2人、3人の地域は物凄く強い創無が現れやすい地域である。昔と比べたら今の能力者はドライな性格が大体である。
能力者を統括する組織「ディノープ」が発足されており、担当区域を決めたり、必要に応じての援助も行う。
状況が状況のためか普通の人の上司が割と温情。弘太が高校に通うことになったのもせめて青春してほしかったからである。この世代の能力者の3割も同様。だが全くもって楽しむ余裕はない現状である。
「創無」
特定の種族ではなく、色んな種族の生物みたいなものの集まり。今まで出現した全ての創無が黒い霧に覆われているような色をしているので詳しい見た目はわかっていない。
彼らの「世界」かまだどう定義していいか判断しかねるが仮に「異世界」だとしよう。そこから流れ込むエネルギーはこの世界の生物にはとても危険で通常の人間なら10秒もかからず死に至り破裂する。そのせいで創無を研究しようにも全くできていない。能力者から回収しようにも強力すぎて不可能。下手に手に入れようとしたら無差別にエネルギーが飛び散って大惨事になる。
創無の世界、「無懺」のエネルギーはこちらの世界とは決定的に性質が違い、高次元と思われる世界のエネルギーのため「次元エネルギー」と呼称している。
そして、シルエットは既存のモノが混ざったような姿だが、明らかに人類が体験してきたあらゆる事象を超えていた。普通は見えず鏡や水などの映しえるものみ見える性質、本当に生きてる次元の世界が違うせいなのかこの世界の直接的な接触を拒むように全身に覆われている「次元の狭間」とも言うべき障壁、これのせいで人類側の攻撃が一切効かない。どこからか何もないところが鏡のように割れその中から出現する、ただ夜の出る方が多い、昼も割と出る。
「能力者・ディザイス」
「ラヴァ」と呼ばれる創無の中の一体が何故かこちらに味方し、能力を霧のようなものにして拡散し、適合できる者に定着する。ラヴァは何故味方したかは未だ不明であるが、彼がいなきゃ人類が存続できなかったのは事実である。ラヴァは今どこにいるか不明、そもそも生存してるかもわかっていない。
能力「ディザイス」は適合した瞬間から能力の使い道、最低限の戦い方が感覚的にわかるようになっている。ラヴァが施した可能性が高い。この能力は創無と「同質」の存在になることで同じ状態に持ち込む、言わば「環境適応能力」である。水中の中でもある程度いれば適応可能である。能力に適合されたら人間の体の構造をベースにしつつ大幅に変化されている。そのおかげで人間ではなくなってきている。
次元エネルギーを創無の世界から引き出すことが可能でそれを制御できるようになっている。既存の武器以外で唯一使える能力である。
適合したからと言って、完全に大丈夫なわけじゃない、完全には適応できてない。適合率と言うものがあり、感情や本能をキーに上がり、上がるほど能力や身体能力も上がる、上がりすぎると身体の限界が迎え、グチャグチャな肉片になり、辺り一帯に次元エネルギーを撒き散らし、大変なことになる。
弘太の適合率は割と高めで、柳もそこそこであるが高い。感情がキーになっているおかげで誰かと遊ぶ、恋愛等、感情が高ぶることはできない。多少は大丈夫だが余裕がないせいか能力者は皆、娯楽や一般的なことに過疎っている。
次元エネルギーは強力すぎなきゃ生物以外には実害はあまりなく、それを武器に込めて戦いやすいように作ることができた。武器の内部全体に1ミリの穴が通るように作ればエネルギーが充満してそれを解放して使えば創無とまともに戦うことができる。
能力者は創無を殲滅するのが「仕事」である。人類の存亡を掛けた仕事の為か、高額の報酬をもらう。そこらの富豪じゃ相手にならないぐらいの金額を受け取る、使う時間はほぼないが。
ちなみにこの作品のテーマは「幸せ」です。