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恋の魔法、学びます。  作者:
魔法学校
6/48

5話

……数分の後……

入学式はとても簡単なものですぐに終わり、初等部から順に移動する。

高等部は後のほうなので、周りの生徒と少し話をした。


「はじめまして!」

1人の女子生徒が話しかけてきた。

「はじめまして」

「私は藤井明ふじいあかりっていうの!よろしく!ちなみに2年生だよ」

「私は桜原愛。私も2年生だよ。よろしくね」

「俺は萩田翔だ。3年生だが、よろしくな」


すると、林先生から声がかかった。

「高等部!移動するぞー」

林先生について校舎の中を進み、数分後、林先生が止まった。

「さて、ここが高等部の普通科目の教室だ。ちなみに隣が魔法学の教室な。たくさん説明することと、やることがあるから、さっさと入れー」

中は、講堂のようになっていた。

学年ごと、出席番号順に分かれ、着席。

人数を数えると、高等部の人数は30人らしい。

「よし、とりあえずは普通科目のうち、国語、数学、英語のテストを行う。そのあと、魔法のテストも行う」

途端に教室の空気が沈む。

「その前に、2つ配るものがある」

そう言って、林先生が指を鳴らすと、生徒の前にペンが現れた。

芯にあたる部分が水晶で出来ており、インクは入っていない。

これでどうやって書くのだろうと思っていると、それを見透かしたかのように、

「これは持ち主の魔力を水晶を通して写すペンだ。名称はクリスタルペン。略してCPだ」

林先生がもう一度指を鳴らすと、今度は腕輪が現れた。

「これは万能だぞー?生徒手帳の代わりでもあるし、教科書、ノートもこれ1つで全部まかなえる。校内の地図もある。当分はこれを使って過ごしてくれ。ちなみに、さっき配ったCPもその中にしまえる。名称はオールマイティブレスレット。略してABだ」

私は恐る恐る腕輪、もといABを手に取り、左の手首にはめるとカチッと音がして、手首にピッタリの長さになった。

それにCPをあてると、吸い込まれるようにして消えた。

ABにも水晶がついており、それに手を触れてみると、様々なメニューが空中に現れた。

少しいじれば、使い方はすぐ覚えそうだ。

「そしてもう1つ、皆に用意してほしいものがある。ABに転送するから、魔法で揃えるなりしてくれ」

ポン、と教室中で音がする。

ABを開くと、

「新着メールが1件あります」

と表示。

それにタップするように触れると、画面が展開され、箇条書きで文章が出てきた。

「では、テストを始めるから、ABを閉じて、CPを出してくれ」

ABに手をあて、CPを思い浮かべると、それが出てくる仕組みらしい。

「これから普通科目テストを始める。時間は1教科につき50分。3教科とも一緒に配るから、自分で時間を見ながらやってくれ。では、始め!」

そう言うと、空中に150分0秒の表示が出て、動き出すと同時に、手元に問題画面が現れた。

画面は3つ。

それぞれの教科が表示されており、私は国語から取りかかった……。


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