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恋の魔法、学びます。  作者:
学校祭
37/48

36話

「愛ちゃん、翔くん、大丈夫だった?」

「怪我とかしてないかい?」

たくさんの人が口々に言う。

「……大丈夫だ。今は2人にしてくれるか?」

翔さんはそう言い、私を連れてフロアを出て庭園の隅に行った。


「……ドラゴンの上で言われたことは、他の人は聞いていないみたいですね」

「ああ。……大丈夫か?」

「……たぶん、大丈夫です。でも……」

「でも?」

「明ちゃんと、詩先輩がなんだかかわいそうで……」

「……愛はたまには自分のことを心配してくれよ」

「……?」

翔さんは、はぁ、とため息でもつきそうな顔をした。

「ローズは"強硬手段"と言っていた。それを警戒しよう」

「あ、そうですね」


その後、ダンスパーティは中止になるかと思われたが、多くの生徒の要望により、まさかの続行に決定。

「続行するとは思いませんでしたね……」

「ああ、俺も驚いてるよ。まあ、何はともあれ、楽しんだもん勝ちだし、踊るか?」

「それもそうですね!」

……その後はそれまでの騒ぎが嘘のように、楽しい時間だった。

私と翔さんがベストペアに選ばれたことは、また別の話……。


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