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プロローグ
20XX年、4月。
魔法という想像上にしかないと言われていた不可思議な力が発見、証明されてから数年が経った。
今現在、日本国にしか魔法使い、つまり"魔導士"の存在は認められておらず、各国では争って日本と友好関係を築こうと躍起になっているという噂があるが、定かではない。
それから数ヶ月後。
政府は「魔法省」を設立し、魔法の研究を最優先に行った結果、1つの案が採用、実行された。
それが、「国立魔法学校の創立」である。
そして創立後、生徒を募るため、政府はある行動に出ることにした。
これより、国内にいる魔導士が集められ、大規模な魔法が行われる。
この物語は、ごく普通の高校生だった2人の、成長と恋のお話。