夢屋

プロローグ

夢とは永き旅

目に視える景色は移り変わり、気象もまた変化する。

それは時とともに移り変わる「今」と大差ないのだろう。

おそらく誰かは考えたことがあるのかもしれない…もしもそれを「結晶」としてその中に永劫、閉じ込めることができたなら。

もしも、それで売買を行っている者がいたのなら、と。

それが『もしも』現実に存在したのなら、必ずや、その『もしも』を垣間見た者の明日は『違って』観れるだろう。

これはそんな奇跡を描いた物語……。