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2、恋

俺は恋をしてしまったようだ。


あの天使のような、輝かしい存在に。


女なんて、女なんてって思ってたけど


俺にもついに好きな人ができてしまったようだ。


眠れない。


彼女のことで頭がいっぱいだ。


俺は・・・俺はあああああ!!



もどかしい!









次の日



高校生活1日目。


ただひとつの楽しみは彼女だ。


ただひとつ不安なこともある。


彼女が「こいつ」を好きになってしまった。


「なんだよ。」


「・・別に・・・。」


考えてなかった。すっかり忘れていた。


秀馬は女にもてる。


中学のときはやばかった。


バレンタインの日、こいつは当たり前のように紙バッグを持ってくる。


一見、周囲から見たらかなりイタい奴だがこいつにとっては


そんなこと関係ない。なぜならそれ相応の数のチョコをもらうからだ。


なぜこいつがもてるのか。


それはきっと歴史上のミステリーの1つに入るほど謎なことだ。


不安と楽しみが隣り合わせになった。



どうやって彼女に近づこうか。


彼女は同じ1年生。クラスはとなりだ。


まず名前を知らなくては。


どうすれば知ることができよう?


彼女が自分の席に座った後、その席が誰の席かを確認すれば


彼女の名前を知ることができるぞ!


でもこれは明らかに変人の行為。


そうすればいいのか・・・・。


そのとき、1年の学校行事のスケジュール表が目に入った。


「・・・・4月、宿泊学習!?」


これだ・・・・。


逆に言えばこれしかない!


決めた。


俺は、そのときに告白する!!


うまくはいくとは思わない・・・でもやってやる!


まずは友達からでもいいさ!


まずは、接点を持つことが大切なんだ。


彼女が秀馬を好きになってしまう前にやってやる・・・・。


「おーい木庭斗。」


「ん?」


「1年のうちは必ず部活動やんなきゃいけないらしいよー。」


「へーーー・・?は?部活?」


「うん部活。」


「え・・やだよ俺運動できないし・・。」


「じゃあ文系にすれば?」


「俺作文苦手だし・・・絵は描けるけど・・」


「じゃあ美術部はいればいいじゃん。」


「なんか地味じゃん。まー別にこだわりはないんだけど。」


「じゃあ俺と同じのは?」


「秀馬何やんの?」


「ボクシング。」


「は?」


「つーかもう決定な。俺全部書いて先生に提出してきちゃったし。」


「何やってんだよ!つーかそんなことしたんなら部下何やるとか聞くなよ!」



木庭斗、ボクシング部に強制入部。



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