あとがき
新しい生活に飛び込んだとき、ふと昔のことを思い出します。
幼稚園のころの恋、小学校のころの恋、中学校のころの恋、高校生のころの恋、そして今の恋。
それぞれの自分はそれぞれの感情を抱いていて、それぞれの自分はそれぞれの恋をしていた。
そんなことを考えたら、たくさんのストーリーが頭の中に溢れました。
私がしたことのある恋愛もあり、したことのない恋愛もあります。
だけど、この小説に出てくる男の子たちは全部私のタイプの男の子です(笑)
気付いた方もいると思いますが、この短編ストーリーは実は小さくつながっているのです。
あのとき出てきた人物が、このストーリーでは主役…みたいな感じで登場してきているので、ぜひ探してみてください。
春になると、恋がしたくなる。
あたたかい陽だまりのような人に触れたくなる。
そして胸の中をたくさんのときめきでいっぱいにしたくなる。
私は今、そんな気持ちを抱えています。
あなたは今、どんな気持ちを抱えていますか?
その気持ちはあなただけのものです。
私はそう思います。
だから、その気持ちを大切にしてください。
後悔もすべてあなたの恋人です。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
とても、とても感謝しています。
あなたの心に、この作品の、小さな場面のひとつが、残ってくれることを願っています。
ありがとうございました。
2010.05.13 ありまうたこ
(この作品は2010年5月に魔法のiらんどにて掲載した作品と同じものです)