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#10


「後悔、してないよ」

「本当に…?」

「どうしたのさ?急に~!こんなこと言うの初めてだね」

「うん…ずっと、不安だった」

「そうだったの?」

「うん…」

「…俺も不安だった」

「え?」

「バンドのこともあきほのことも」


いつも通りだと思っていた恭介の背中にはたくさんの不安が詰まっていた。

あまりにも長い期間、不安が詰まっていたから、私はその不安の背中をいつも通りの背中だと思ってしまっていたのかもしれない。



恭介のことがすき。

恭介のことをあいしてる。



不安も恐怖も何もかも全部取り除いてあげたいけど、恭介の抱える気持ちは恭介だけのもので、それを私が代わりに抱えてあげることはできない。

だけどその気持ちを、一緒に分かち合うことや、消化する手助けをすることは私にもできる気がする。



「恭介、すきだよ?」

「うん、俺もすきだよ」

「恭介、私、ずっとそばにいるよ」

「うん、ずっとそばにいて…」



私の肩にもたれる恭介の声が少しだけ震える。

私は小さく恭介を抱きしめた。

私はふと恭介が初めて作った曲を思い出した。

そのときの恭介の姿も表情も歌声も全部。

もうあの頃に戻りたいなんて思わない。

私は今の恭介と一緒にいたい。



そう、思えた。


















僕が今まで過ごしてきた中で生まれた後悔も

僕の大切な恋人だから僕は君を大切にするよ

そしてその後悔の恋人を僕は幸せにする


そう約束するよ



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