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059.「」
アルメリアが森の岩窟、その最奥で見つけてしまった琥珀色の繭。
その中身はどうやら、"戦鎚のグランダム"だったらしい。
いつの間に後を付けられていたのか。
勝手にストーキングしてきていたジルクリフからあらぬ嫌疑をかけられ、押し問答。またも面倒なことになりかけていたのだが。
「我こそは戦鎚のグランダムッ!!! 預けし勝負、いまこの刻にて受けて立とうッ!!!」
出てきた。
(なんか、すごい暑苦しいセリフね……)
直後はさすがにビックリして、飛び跳ね反転した体が勝手にシュワッチしてしまったものだが。
「……へ?」
なんとグランダムはアルメリアに見向きもせず、そのままズシズシと行ってしまうではないか。
普通にスルーされたかと思えば。
「いざ尋常に、勝負うううーッ!!!」
雪崩れ込むようにジルクリフとのバトルに突入して。
「え、っと……」
カチコチと振り返りながら。
「何事……?」
状況を呑み込むまでに、またしばしの時間を要した。
短いうえに時間戻って申し訳ないm(._.)m




