Prolog
働いて働いて働いて。
疲れて眠って私、勢野出雲は25歳で眠るようにこの世を去った。
病院で処方された睡眠薬も効かなくなってきてたし、いつかこうなるんじゃないかって思っていたけどその“いつか”が意外と早かっただけ。
別に仕事が好きだった訳じゃない。
自分の仕事を私に押し付ける上司と見て見ぬふりをする同僚に囲まれて、仕事に忙殺された日々。
別に恨んではいないよ?
断れない私も悪いし、もし他の人が私と同じようになっていたら私も見て見ぬふりをしていただろうから。
皆残業なんてしたくないよね。
厄介事は避けたくなるだろうし。
私もそうだからその事に恨み妬みはない。
でも神様。
もし次があるのなら。
人じゃなくていい。
人じゃなくていいから寝かせて下さい!!
猫とかどう!?
飼い猫ならきっと自由に寝れるんじゃないかな!
ご飯もらってゴロゴロして太陽の下で昼寝とか最高すぎる!!
屋根のある家、働かなくても食べられるご飯、好きな時に寝て自由に生きる!
なんて羨ましい!!!
高給取りの優しい家庭に飼われたら完璧だと思わない!?
よし、猫だ。
猫になろう。
神様!転生とか憑依とかなんでもいいけど兎に角次は猫にしてください!!!!
初めまして、周防澪です。
この小説を読んでくれてありがとうございます。
処女作の為誤字脱字等あるかもしれませんが暖かく見守って頂けると嬉しいです。
感想に誹謗中傷を書くのはお辞め下さい。
更新も不定期になると思いますがそれでもいいよという勇者の皆さんはお付き合い下さると泣いて喜びます(笑)