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ペン剣  作者: ヒーラ・カタツ
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ミルクティー



 【第四話:ミルクティー】



『体当たり』があった日の翌朝は、


 ミルクティーを飲まないようにしている。



 アミノを思い出したい時に


 ゆっくり飲むものだと思ってるから。



 文字の羅列かと錯覚しそうなメモ。



 それを結羽が見て、


 物書きの才能があるかもしれない、


 って診断されたから、


 やっとこんな感じでまとまっている。



 最近俺の体質人種について


 十五歳から飲酒が認められた。



 十五歳くらいから飲酒をしていた者も


 免除されるらしい。



 その裏話は一般浸透していないらしいが、


 ジョアンナ・ソムリエルってひとが


 女王にかけあってくれらしい。



 クローバーに壱枚重ねて


 きっと四葉だから良いことがあるね、


 と言った君に


 そのクローバー壱枚分でもいいから


 ひとひらの言の葉を願って



 歌ったこの気持ちは、


 ずっと続いてもいいんじゃないかと


 思えたんだ。



 その日一緒に飲んだのは、


 ミルクティーだったから、


 ミルクティーを飲むと落ち着く代わりに


 アミノを想ってしまう。



 想ってしまってごめん。



 俺が変わらなきゃいけない。



 俺の鬱時間が


 冗談に


 変わるまで。

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