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000 プロローグ
ハイファンタジーは初めて書きます。
拙いところは多々あるかもしれませんが、今までにない作品を目指します!!
何卒宜しくお願い致します!
ドクターは、ユキムラの身体を見て、ため息をついた。
「どう……ですか? 僕、みんなを助けられるような勇者になりたいんです」
長く苦しい訓練を終え、そろそろレベルが上がっているはずだった。
周りの候補生たちも、次々にスキルや魔法が発現し、戦いに旅立っている。
自分も早くそうなりたい。力になりたい。ユキムラはその一心で自分を高めてきた。
が……。
「あなた、レベルが上がったら死にます」
ドクターは残念そうに言った。
「…………へ?」
こうして、ユキムラの冒険は、旅立つ前に終わったのだった。
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