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魔法学校   作者: 壬生
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FILE7

俺が、そういい終わると、慶は、俺をじっと見ていた。


そして、口を開いた。


「そうなの・・・・もう怨んでないのね・・・・ご両親は、話してくれた?狭間に放り込んだ理由は」


俺は、うなずく。


「まぁ、話してくれたね。俺は、この魔力をコントロールしないとだめだったからって、もし、魔力が、コントロールできない状態なら、俺は、何かの弾みで町をひとつ簡単に破壊してしまうからって、それに、魔獣を一緒に入れたのは、恐怖で魔力をコントロールできなくなるときが、あるからって、そう教えてもらった」


そう、魔力とは、普段は、体の中に漂っているが、喜怒哀楽によって、さまざまに変化する。


恐怖などによって魔力を暴走させる人も居たという。


「そうなの、それでね。なら怨めないわね、ご両親は、凌の事を思って、やったのなら怨めないわね」


慶は、そういって、笑った。


『39試合が終わりました、40試合が終わりました、41試合が終わりました。

ただいまより、第42、43、44試合をはじめます。42試合は、右奥、43試合は、入り口の左側、44試合は、左奥、それでは、試合のある人は、指定ステージまで向かってください』


「あ!試合終わったみたいよ、しかも3ついっぺんにって、すごいタイミングね」


また、慶は、笑った。


「そうだな、それじゃ、行きますか!」


慶は、俺の言葉にうなずく。


そして、俺たちは、椅子から腰を上げて、左奥ステージを目指した。


着くと、まだ先生しかいなかった。


「どうも、こんにちは。江崎えざき先生」


慶が、ステージの横にいる先生に挨拶をした。


「どうも」


俺も、挨拶をする。


「あら!黒木さんじゃない、こんにちは。あなたのペアだったのね、40秒で1試合終わらせたって言うペアは。なるほどね、確かにあなたたち2人なら、簡単でしょうね、それに本気じゃ、一秒もかからないでしょうね」


江崎先生という人は、どうやら俺のことを知っているみたいだった。


「え!?俺のこと知ってるんですか?」


江崎先生は、うなずく。


「ええ、知っているわよ。といっても、私と校長ぐらいしか教師で知っているものは、いないけれどね」


俺の、情報は校長が、隠蔽しているので、江崎先生が知っているのは、おかしいと思いなぜ知っているか聞いてみた。


「それは、私が、あなたの担任だからよ。江崎えざき 柚子ゆずよ。よろしくね」


江崎先生は、笑顔で自己紹介をしてきたので、俺も自己紹介した。


「え!えっと、瀬戸 凌です、よろしくお願いします」


「よろしくね!」


江崎先生は、そういって、慶と話し始めた。


そして、2分くらいたったころに、2人生徒が走ってきた。


「はぁ、はぁ、はぁ、遅れてすいませ〜ん」「すいません」


2人は、どうやら対戦相手みたいだ。


江崎先生は、2人に確認を取った。


「君たちは、小野おの 和哉かずやくんと、山田やまだ 美沙みささんね」


「はい」「そうです」


二人が返事をしたのを確認して、江崎先生が、4人を見て口を開いた。


「それでは、44試合目をはじめます、両者、そのままでいてください」


江崎先生は、そういうと、呪文を唱えだした。


「空間を管理するものよ、かのものたちを誘いたまえ!     複数転移」


すると、俺たちの体が光しばらくすると視界が変わった。


『それでは、44試合目の試合を開始します。ルールは、前回の試合と同じです。それでは、はじめてください』


ビー!!


開始のブザーが鳴ると、俺は、すぐに魔法を使った。


「はっ!」


[冷氷柱]を放った。空中には、10個ほどの、氷柱があった。

これは、空気中の水分を魔力で凍らせて放つという水魔法の応用魔法だ。


俺は、[冷氷柱]で作った、氷柱を相手2人に向かって放った。


それが、合図になった。


俺が放った、氷柱を相手の2人はかわし、こちらに突っ込んできた。


隣の慶は、呪文を唱えて、相手に向かって、魔法を放った。


「強き風よ!かのものを切り裂け! 強風切」


[強風切]とは、簡単に言えば、かまいたちだ。


相手の2人は、慶の放った[強風切]を魔法を使って、防いだ。


「強固なる土よ!われらを守りたまえ!    強岩壁」


[強岩壁]とは、岩の壁だ。


俺は、相手が壁を作った時に、相手の所まで、一気に距離を詰めて、壁がなくなるのを待った。


そして、なくなると同時に、相手に突っ込み、[微電気]を放った。


しかし、そこにいたのは、なんと、土でできた2人だった。


俺は、そのときに隙ができた。


相手の1人は、その隙を見逃さないで、俺の、側面から、剣を縦に一線の攻撃を放ってきた。


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