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ソウルメイト 〜3人の錬金術師〜  作者: あかさき
序章
1/2

1話 3人の錬金術師 前編



 ある小さな町のノースリーにある小さなアトリエ。

 そこにはネムとゆう少女が1人のんびりと暮らしていました。


「今日はどんな依頼があるかな〜。」


 スカート付きのレオタードの上に水色のマントを肩に巻いている女の子。ピンク髪のセミロングちょっとクセがありところどころピョンっとはねている。この少女がネム。


 依頼は王都が周囲の村・町などに依頼を送り、達成すれば報酬が貰える依頼制度を実施している。


 このノースリーにも依頼が送られる。


 送られた依頼は酒場に集められ、町の冒険者ギルド

 や一般人などに公開している。だから酒場には多くの人が集まるが、ノースリーにはギルドがなく依頼はネム達錬金術師や一般人がこなす場合が多い。


 ネムは、いつものように町周辺の草原や林の魔物討伐の依頼を受ける。

「今回はスライム3匹、ネーリン10匹の依頼にしよう!」

 そう決め酒場に急いだ。

 酒場は少し大きめの屋敷のような作りをしている。

 2階建で一階は掲示板や食事が取れるようにテーブルや椅子が多く置かれている。2階は宿舎になっている。目印はワインのイラスト。

「マスター!昨日合ったスライム3匹とネーリン10匹の依頼まだある〜?」

 マスターと呼ばれたのはタキシードを着たベリーショートの茶髪の好青年。

「ネムか。昨日のあの依頼かまだあるよ。」

 掲示板から依頼をもって来る。

「じゃ〜ネム。よろしく。」

 •依頼内容

 スライム3匹、ネーリン10匹を討伐

 報酬 500ネール

 〈スライム〉

  ・スライム科

  プルプルのゼリーのような体を持ち攻撃してきた敵に取り付きじわじわと溶かす。

 弱点:炎属性

 生息地 全国各地


 〈ネーリン〉

 ・ネーリン科

 ・歯が一生のび続けるため硬い物を噛み歯を削る習慣を持つ。その時鋭く尖らせるように削るため長年生きているものは鉄なども容易に貫く歯を持つ。1番の特徴はどこにでも生息でき繁殖力も半端ない。1匹見たら100匹いると思えと言われるほど。

 弱点 雷属性

 生息地 全国各地


 まずはスライムを討伐するため草原に向かった。

「いた!」

 半刻道なりにに進みスライムの生息地についた。

 ネムは近くの岩に身を隠しスライム達を観察する。

 スライムは3匹。寄り添うように固まっている。

 目は大きく2つ、体は水色でゼリーのようにプルプルしている。


 ネムは背中に背負っているリュックサックから1冊の本を取り出し、炎魔法が載っているページを開き、文字をなぞる。

 なぞられた文字は炎を纏いながら浮かび上がり魔法陣を形成し、発動準備は完了。

「フレイム!」

 小さな炎の玉がスライム達が集まる中心部目掛け飛んでいく。

 それに気づきスライム達も回避行動をとるがもう遅く、バンッとゆう軽い爆発音とともに2匹のスライムは吹き飛ばされ、残る1匹は炎に包まれ絶命した。

 丸焦げの死体はすぐに分解され青色の小さなカケラのみが残っていた。

 

「よし!」

 ネムはすぐカケラを回収。 逃げようとしている達を確認した。

 2匹のスライムは別々の方向に背を向け一目散にに逃げている。

「逃がさないよ!」

 ネムはページをパラパラとめくりまたまた文字をなぞる。今度ネムの頭の上に魔法陣が展開され、スライムが逃げている方向に、5本ずつ計10本の刃がスライムを貫いた。

「よし!これで1つ依頼完了!」

 2つのカケラがを回収し、ネーリン10匹討伐の依頼を達成するため林へと向かった。

 

 林の入り口で誰かが手を降っていた。

「あ!サクラ〜」

「ネ〜ム〜」

 サクラと呼ばれた少女はネムの元へ走ってきた。

 

「お仕事終わったの、サクラ。」

「うん!」


 サクラは黒髪のショートで巫女と踊り子の服を合わせたような服装をしている。

 錬金術師の服装は派手な衣装が多い。

 それが世間一般的な意見だ。


「ネムはこれから仕事?」

「そうだよ。スライム3匹はもう達成したから、あとはネーリン10匹倒せば依頼完了!」

「そうなんだ。じゃーこれ使ってみて。」


 サクラはガサゴソとリュクサックの中を探り、赤と黄色模様の爆弾を1つネムに渡した。


「これは?」

「サンダー・ボルケーノってゆう爆弾。前ネムに雷火薬と炎火薬作ってもらったじゃん。それを調合して作った爆弾。」

 Vサインし、ニカッと笑ってみせる。

「それで効果は?」

「広範囲を攻撃できるし、煙が帯電してるから追加ダメージも入る。理論上。」

「あ、まだ試してないのね」

 ネムは苦笑いするしかなかった。

 テストしていない爆弾を普通友達に渡すだろうか。


「そうだよ。だからネム試してきて。私の予想だとネーリンには効果抜群だと思うの!」

 少し興奮気味ネムに顔を近ずけきた。


「う、うん。わかったよ。」

 少し引き気味にネムも答え、答えを聞いたサクラは ありがとうっといいネムに爆弾を渡しネムに手を振りながらノースリーの方向へむかって行った。


感想、誤字、脱字、アドバイス なんでも構いません。皆様の貴重なご意見お待ちしております。

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