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大切なものは一番奥へ

作者: 公生

生物が生きていく上での基本として挙げられる事の多い衣食住。

私はその中でも特に、『食』が大切だと思っている。


だってそうじゃないか?

『衣』を必要とするのは自我とそれなりの知能を持つ生物のみであり、無ければ無いでも死にはしない。

『住』もまた然り。無ければ無いで、別に死にはしないのだ。


だが、『食』はどうだ。

無ければどんな生物だって死んでしまう。


別に『衣』『住』を軽んじている訳でも蔑視している訳でも全くの不要だと言っている訳でも無い。

これらが無ければ『自分』という個体は保てないであろうし、心穏やかに過ごす為にはどちらも重要で必要不可欠なものだ。


だが、それらは『食』という生きる上での土台を確立させてから初めて手に入れられるものだと私は思っている。









だから。








「なん…で…

























魔王城の最奥部が食料庫と厨房なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」





という勇者の叫びが魔王城入口付近の私室まで聞こえてきても、


「当たり前だろう、一番重要なものなのだから」


としか返せないのは至極当然の事なのである。

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