表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

別かれゆく道

第二話 別れる道

「俺は20階層くらいで遊んでるわ。んじゃな。」

まぁ今のレベルは1だから装備に頼ろうとしているだけだが。

「危ないよ!私が養殖してあげるから。」

「レベルが上がったんだから始まりの町で誘ったらどうだ?俺はいいからそのまま進め。」

俺は転移スキル“テレポート”を使って13階層に飛んだ。

その瞬間前に豚みたいなのが現れた。

「雑魚はどけ。」


剣を取り出し、頭から真っ二つに切った。

ザシュッと無機質な音がなり、豚は断末魔も残さずにポリゴンの粒子となり消えた。

そしてピコン!ピコン!とレベルアップして、8レベルになった。

突然前にウィンドウが出てきた。

突発イベント発動!

盗賊が門を占拠しました。35階層にて、100000ジル(この世界の通貨)を払わないと

街に帰ることができません。盗賊たちを倒せばこのイベントは終わります。

何だと!?

「テレポート!」

シュウゥゥゥン!と機械音が鳴り、周りに白い壁ができる。そしてそれが消えた瞬間、俺は35階層に来ていた。

「ここは通さねぇぜ!」

なんともテンプレな言葉だった。

「めんどくせぇ…鏡獣召喚!・上位!」

一応上位のスキルというものもある。

まっすぐ前に手を伸ばして、魔法陣ができて、鏡の粒子が大量に固まって、

虎が形成された。

「鏡獣召喚・上位!」

何度も虎を生みだす。

6体くらいになったところでMPが切れた。

「全員突撃。」

虎がグオォォォォォ!と雄叫びをあげて向かっていく。

その間にも俺はMPが回復するポーションを使い、MPを回復して、虎を生み出す。

虎は異常に硬くてかなり俊敏だ。

この世界では、攻撃力の基準が三つある。

1つ目が、武器の種類の計算。

細剣や双剣であれば、ダメージは少ないし、

ハンマーやメイスであれば、ダメージは大きい。

2つ目はステータスの計算。

これは説明なしでもわかると思う。

3つ目は、攻撃の速さの計算。

武器を振る速さではなく、ヘッドギアに送られる、反応速度の計算だ。

これはハンマーや細剣などの攻撃力が同じになってしまうからだ。

ハンマーなら攻撃が遅いし、細剣なら攻撃が早いので、

同じくらいになる。

3つ目のダメージ計算の効果で、虎の攻撃は、速いうえに殴るという計算式なので、(殴るのは、ハンマーと同じ計算になる。)とてつもなく攻撃力だと思う。

15分後…

盗賊はすべて虎に噛み殺され、門が使えるようになった。

ギャラリーの中から歓声が上がるが、それを無視し、1階層にテレポートして、ドロップ品を確認する。

盗賊の剣や盗賊の杖など、盗賊と付いている装備だけだった。

NPCショップで、分解というシステムがあるので、それを使ってアイテムに変えよう。盗賊、盗賊と大量に武器がある中で、4つ盗賊が付いていないアイテムがあった。

一つ目は光り輝く宝石。武器屋で鑑定してもらおう。

二つ目は黒く光る球体。これも宝石と同じか。

三つ目はグランドマウンテンへの招待状。(特殊ダンジョンという系統らしい。特殊ダンジョンとは、レアアイテムばかりが出る装備がない俺が歓喜するというかしたダンジョンだ。)

四つ目は、初めての世界地図という本だ。(完全になめられているような気が・・というか盗賊がなぜこんなものを持っていたのだろうか。)

とりあえず明日になったら行ってみるか。

そして宿屋の二階で俺は就寝した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ