015 大切な娘とのシルエットクイズ
今日、ダイソーで電子メモパッドを買って来たので、
小学5年生の次女とシルエットクイズをした。
(今回は画像を使ったエッセイです)
◇
まずは父の出題。
「これはな~んだ?」
◇
「カニw簡単すぎぃ~」娘即答。
――撃沈。
◇
そして今度は娘の番。
「じゃあ、パパ、これはなぁ~んだ?」
◇
「……冷蔵庫に、ミカンくっついてる?」
「ちがーう!」
◇
「じゃあ……洗濯機に、おにぎり?」
「ぜんぜん違う!!」
◇
娘の爆笑に包まれつつ、父の答えは一生正解にたどり着けなかった……。
「……ロボットか!」
「ちがうよぉ」
◇
「じゃあ……なんだろ。ヒントくれ」
◇
「……ヒントは、いま学校でやってるやつ」
「学校でやってる?うーん……」
――しばし考える父。
……いや、待て待て待て。
おまえの四角と丸、どこに“音孔”があるんだよ!?
◇
「あ、……リコーダーか?」
「ぶっ、ぶー!!」
◇
ぜんぜん、浮かんでこない。
……みなさんは、分かりましたか?
◇
「……なんだろ。降参だ」
◇
「これはね……」
娘がドヤ顔で言った。
◇
……
…………
「円柱だよぉ!」
「ぶっ……」
おもわず吹き出す父。
◇
――カニから始まったシルエットクイズ。
娘の最後の問題は、リコーダーでもロボットでもなく、円柱。
小5の想像力と、ダイソーの電子メモパッド。
でも、その時間は――最高に笑える宝物でした。
※これは、娘が5年生の時の話です。
【了】




