012 圧巻、悪寒、天誅、ゆうぴょぉぉぉ~ってなに?
今回は、昔やってたオンラインゲームの話。
――正直、誰も知らんので、興味ない人はスルー推奨。
(「とうとうネタなくなったんだべ?」って……ちげーし!)
◇
新マップ「謎の島」が追加された日。
帰宅して23時。
俺はINすると、クラン(ギルド的なやつ)の仲間にクラチャを飛ばした。
「即、船着き場集合な!」
――10分後、沈黙。
――20分後、静寂。
――30分後、画面の前で孤独。
「おかしいだろ!クラン員30人もいるのに、なんで誰も来ねぇんだ!?」
すると古参の“むず”がひとこと。
「盟主、頭に手を当てて、よく考えなさい!」
……なんで説教口調?
しかも俺のおでこ、最近グングン広がってて、境界線もう見失ってんだぞ!?(涙)
◇
仕方なく、他クランの“タエ”に個チャ。
「ちょっと来て!」
数分後、駆けつけてきたタエの第一声。
「どないせえっ中年!」
え?今なんて?
タエ曰く「こんな遠いとこ呼んどいて、どないせーちゅうねん」だったらしい。
……いや訂正しても語尾の「中年」で全部持ってかれてるから。
◇
さらにタエが何か語ってたんだけど、
そのとき俺は、遠くにいる“わっきー”と大事な会話中。
「レイジのは、弾けてハチきれそうで、
実はいつも横から少し飛び出してんだよ!」
――そんな、大事な話をしていた。……いや、頭髪の話w
結果。タエの言葉はログの彼方へ。
「ん?……タエ、何か言った?」
◇
――まあ、そんなわけで。
無茶して全滅はさせる。
人の話は聞かない。
呼んでも誰も来ない。
頭はどんどん広がる一方。
これが盟主レイジの、しょうもないオンラインゲームライフ。
で、タイトルの件。
圧巻? 悪寒? 天誅? ゆうぴょぉぉぉ?
……知らんがな!こっちが聞きたいわ。
【了】




